人工知能(AI)研究の著名人たちが、地球や人類を差し迫った脅威から守るために機械学習をどう生かすべきかというロードマップを示した。
電力システムから農場や森林、気候予測まで13分野への機械学習の活用の可能性が対象だ。発表された報告書は、コンピューター・ビジョンや自然言語処理、強化学習などのさまざまな機械学習分野の各領域における貢献について詳しく述べている。
さらに、報告書は勧告内容を3つのカテゴリーに分類している。
勧告の多くでは、すでに実現しているものの、大規模な動きが見られない既存の活動についてもまとめている。
報告書の作成を主導したのは、ペンシルベニア大学の博士研究員であるデビッド・ロルニック博士。グーグル・ブレイン(Google Brain)の共同創業者で有数のAI起業家・教育者でもあるアンドリュー・ング、ディープマインドの創業者であるデミス・ハサビスCEO(最高経営責任者)、マイクロソフトリサーチ・ニューイングランドのジェニファー・チェイス代表、AI分野への貢献により最近チューリング賞を受賞したヨシュア・ベンジオ博士などの著名人の助言を受けた。研究チームは、機械学習が貢献できるいくつかの主な分野について網羅的なリストを提示しているものの、それは特効薬ではないとも述べている。効果的かつ大規模な気候変動対策の主な推進役は、最終的には政策となるだろう。
以下は、報告書で「高レバレッジ」と勧告された10項目だ。完全版はこちらを参照してほしい。
1. 必要な電力の予測向上
再生可能エネルギーへの依存度を高めるのであれば、電力会社はどのくらいのエネルギーが必要なのかを、リアルタイムかつ長期的に予測するよい方法が必要だ。エネルギー需要を予測できるアルゴリズムはすでにあるものの、より細かい地域の天気や天候パターン、あるいは家庭の行動パターンを考慮に入れることでさらに改善できる可能性がある。アルゴリズムをより説明可能なものにする取り組みは、公益事業者が再生可能エネルギー源を稼働させるスケジュールの作成にも役立つはずだ。
2. 新材料の発 …
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