KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
スペースXが衛星に新塗装、天文観測への影響を回避できるか?
AP
宇宙 無料会員限定
SpaceX will test making Starlink satellites less shiny to appease angry astronomers

スペースXが衛星に新塗装、天文観測への影響を回避できるか?

大量の人工衛星の打ち上げを進めているスペースX(SpaceX)に対して、天文学者たちから苦情が寄せられている。スペースXは光の反射を抑えるために新しいコーティングを採用した衛星で対応したい考えだ。 by Neel V. Patel2020.01.08

いまのところ、天文学者たちの間でスペースX(SpaceX)の評判は芳しくない。「スターリンク(Starlink)」コンステレーション(衛星群)計画の第一弾としてスペースXが2019年5月に打ち上げた60基の人工衛星に続き、11月に打ち上げた第2弾の60基の人工衛星も、ともにはっきりとその姿を空に見ることができる。科学者たちは、何千もの新しい明るい光が空に出現すれば、天体観測を永遠に妨げることになるだろうと警告している。

この問題は、完全にスペースXの意表を突くものだった。スペースXのグウィン・ショットウェル社長兼COO(最高執行責任者)は、2019年12月6日の記者会見で「誰も、そのことを思い付きませんでした」と語った。「私たちも天文学会も、考えがいたりませんでした」。

https://www.youtube.com/watch?v=ytUygPqjXEc

高まる批判への対応策として、スペースXはスターリンク衛星を試験的にコーティングし、光の反射を抑えるテストをすると発表している。ショットウェル社長によると、12月後半に打ち上げる新しいスターリンク衛星60基のうちの1基の底部をコーティングするという(日本版注:打ち上げは延期され、2020年1月6日に打ち上げに成功した)。

スペースXは、将来的により多くの人工衛星にコーティングを施す前に、テストをしたいと考えだ。というのも、反射防止コーティングの特性により、人工 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
  2. EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
  3. RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
  4. Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る