米大統領選:クリーンエネ予算4倍に、ピート・ブティジェッジ候補
米民主党の大統領候補のピート・ブティジェッジは、今後10年間でクリーンエネルギーの研究開発のための連邦予算を4倍にするなど2兆ドルの気候計画を掲げている。一方で、水圧破砕法と原子力発電については他の候補より柔軟な姿勢を示し、大気中からの二酸化炭素除去の積極的な展開を支持している。 by James Temple2020.02.28
米民主党の大統領候補のピート・ブティジェッジは、気候分野で最も急進的な提案をしているわけではない。政府への支出要求として最高の金額や、温室効果ガス削減のための最も厳しいスケジュール、あるいは合衆国の発電量の大幅な拡大を求めているわけでもない。
インディアナ州サウスベンドの元市長であるブティジェッジ候補が訴える計画は、先を行くライバル候補が掲げているものよりもほぼ間違いなく実用的であり、野心的かつ慎重に設計されたものだ。計画は、迅速かつ安価な温室効果ガス排出削減に不可欠なテクノロジー群や、より広範な公衆および政治的支援の確保、少なくとも障壁を減らすための取り組みなどをその内容とする。
ブティジェッジ候補の2兆ドルの計画は、今後10年間でクリーンエネルギーの研究開発のための連邦予算を4倍にし、主に貧しい地域での関連インフラプロジェクトの建設に2500億ドルを拠出するというものだ。計画によると、貧困国が米国から輸入した技術を用いて、クリーンエネルギーと気候適応プロジェクトを構築することの支援にも同額を振り分ける。
ブティジェッジ候補は、米国をパリ気候協定に再び参加させ、化石燃料の補助金を廃止し、公有地で新しい石油とガスを掘削するリース契約を停止するつもりだ。さらに、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵プロジェクト、最新の送電線の税額控除を拡大するか、新たに設定する。
他の大統領候補であるエリザベス・ウォーレン上院議員とバーニー・サンダース上院議員とは異なり、ブティジェッジ候補は、天然ガスを掘削する際の水圧破砕法(フラッキング)を直ちに禁止することは求めていない。ペンシルベニアのような主要なガス産業のある激戦州で、賛否を分け、経済的にも損害を与えるであろう措置を回避する。一部のエネルギー …
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