KADOKAWA Technology Review
×
【春割】実施中!年間購読料20%オフ!
記事を読んでからリツイートして! ツイッターが新機能をテスト
Pexels
Twitter wants you to read articles before you retweet them

記事を読んでからリツイートして! ツイッターが新機能をテスト

ツイッターは、ユーザーが記事のリンクを含んだ投稿をリツイートしようとすると、その記事を読むことを促す新機能のテスト運用をしている。デマの拡散を防ぐのが狙いだ。 by Charlotte Jee2020.06.12

ツイッターは、アンドロイド向けスマホアプリで、新機能をテスト中だ。記事を読んでからリツイートするようにとユーザーに促す機能で、ユーザーがツイッター投稿のリンク先の記事を確認しないまま、リンクを含む投稿をリツイートしようとすると、「リツイートする前に記事を読んでみたいですか?」というポップアップ・メッセージを表示する。現時点では、アンドロイド版のツイッターの利用者を対象に、英語版のみで実施している。

ツイッターによると、今回の新機能は、「確かな情報を基にした話し合いの促進に役立ちたい」との考えから生まれたという。実際のところは、リツイートにある種のハードルを導入することで、暴動やクチコミ(バイラル)誤報の広まりを減速できるかもしれないということだ。ツイッターのケイヴォン・ベイクプール製品開発責任者は次のように述べている。「ツイッター上ではリンクや記事が口コミで容易に広まります。これは強力ですが、時には危険でもあります。ユーザーが自分で広めているコンテンツを読んでいない場合はなおさらです」。

ツイッターは運用を開始してからずっと、投稿コンテンツのモデレーションについては極めて慎重な姿勢を取ってきた。しかし、それは変わりつつあるようだ。より多くのツイートに対し、内容が虚偽である、または誤解を招く恐れがあるという警告を表示するようにし始めた。中でも注目すべきは、ドナルド・トランプ大統領の投稿に警告を表示したことだ。さらに、 敵対国が選挙や公開討論に影響を与えるために悪用する可能性がある偽アカウントの削除にも一層の力を入れている。今回の新たな試みは、積極性を増した同社の取り組みの最新例と言えそうだ。

人気の記事ランキング
  1. A new US phone network for Christians aims to block porn and gender-related content ポルノもLGBTも遮断、キリスト教徒向けMVNOが米国で登場
  2. Musk v. Altman week 1: Elon Musk says he was duped, warns AI could kill us all, and admits that xAI distills OpenAI’s models 「オープンAIを蒸留した」マスク対アルトマン第1週、法廷がざわめく
  3. Will fusion power get cheap? Don’t count on it. 核融合は本当に安くなるのか? 楽観論に「待った」をかける新研究
シャーロット・ジー [Charlotte Jee]米国版 ニュース担当記者
米国版ニュースレター「ザ・ダウンロード(The Download)」を担当。政治、行政、テクノロジー分野での記者経験、テックワールド(Techworld)の編集者を経て、MITテクノロジーレビューへ。 記者活動以外に、テック系イベントにおける多様性を支援するベンチャー企業「ジェネオ(Jeneo)」の経営、定期的な講演やBBCへの出演などの活動も行なっている。
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る