KADOKAWA Technology Review
×
カーボン・オフセットの闇
気候対策の優等生で判明した
ゴースト・クレジットの実態
Jon Han
持続可能エネルギー Insider Online限定
The climate solution actually adding millions of tons of CO2 into the atmosphere

カーボン・オフセットの闇
気候対策の優等生で判明した
ゴースト・クレジットの実態

先進的な取り組みで知られるカリフォルニア州は気候変動対策の「優等生」だ。だが、同州の「カーボン・クレジット」制度の抜け穴を利用して、実際の炭素削減量を大きく上回るカーボン・クレジットを獲得するプロジェクトが相次いでいることが明らかになった。 by Lisa Song2021.06.15

オレゴン州との州境に近い北カリフォルニアの海岸沿いには太平洋から冷たく湿った空気が入り込み、温帯雨林が広がっている。高くそびえ立つアカスギやベイマツが、百メートル近い高さの森林天蓋を形成し、この湿密林地帯を支配している。

だが、内陸部へ行くと、樹種は徐々に変化していく。

クラマス山脈の頂上を越えると、サトウマツやオニヒバ、ベイマツなどの常緑樹が茂る森へと下っていく。さらに進んでカスケード山脈へ入ると、ポンデローサマツがまばらに生えた森に入る。ポンデローサマツは、球果にトゲのある細く背の高い木で、カリフォルニア州東部の乾燥した高温環境で成長する。

これらすべての樹木は、二酸化炭素を取り入れて酸素を放出し、幹や枝、根に炭素を蓄える。生きている樹木に蓄えられた炭素は、気候変動の原因にはならない。沿岸部の密林は、内陸部の樹木に比べて、1ヘクタールあたり2倍の炭素を蓄えることができる。

この数字は、森林保護により二酸化炭素排出を削減することを目的としたカリフォルニア州の森林カーボン・オフセット・プログラムの成否を決める重要な指標となる。カリフォルニア州は、気候変動対策の一環として、10年前にこのプログラムを設立した。

だが、生態学は厄介だ。森林の種類の境界は曖昧で、1ヘクタール当たりの実際の炭素量は、地域の気候条件や保護活動、伐採の履歴などによって異なる。

カリフォルニア州の気候規制機関である大気資源局(ARB:Air Resources Board)は、このような複雑な要素をあまり考慮せずに森林カーボン・オフセット・プログラムを実行した。巨大な地域に一定の境界線を設けて、さまざまな樹種に蓄えられている炭素を、地域ごとの平均値として単純化して扱ったのだ。

炭素回収策の科学的整合性を評価するサンフランシスコの非営利団体、カーボンプラン(CarbonPlan)の新しい分析によれば、この決定により、気候変動への効果が疑わしい数千万のカーボン・クレジットが発行されたという。

森林カーボン・オフセット・プログラムは、全国の森林所有者が、伐採の削減や、低木や下草の間引などの森林管理により森林全体の成長を促し、炭素の貯留または吸収に貢献することで、クレジットを獲得できる制度だ。1クレジットは1トンの二酸化炭素に相当する。土地所有者は、一般的には、カリフォルニア州の石油会社などといった、州法で認められた量より多くの炭素排出を望む汚染者に、自分が取得したクレジットを販売できる。企業が排出する1トンの炭素と、森林に貯留される1トンの炭素が釣り合えば、正味の排出量は州が設定した上限内に収まるというわけだ。

2020年秋の時点で、約60のプロジェクトで1億3000万クレジット(直近の価格で18億ドル相当)以上が、森林カーボン・オフセット・プログラムにより発行された。

森林保全により削減された炭素量を正確に計算するのは複雑だが、カリフォルニア州のクレジット付与の仕組みは比較的単純だ。

大気資源局は、米国内の広い地域に分布する数種類の森林に蓄積されている1エーカー(0.4ヘクタール)当たりの炭素量の平均値を定めている。所有する土地の樹木を調査して、地域の平均値よりも多くの炭素を含む土地だとわかれば、差額分をクレジットとして受け取れる。例えば、ある土地が0.4ヘクタールあたり100トンの二酸化炭素を蓄えていて、その地域の平均炭素貯留量が40トンであれば、0.4ヘクタールあたり60トンの二酸化炭素を削減することになり、クレジットを得られる(この記事では以降、1トンの二酸化炭素を1トンの「炭素」と呼ぶ)。また、今後100年間は森林における二酸化炭素貯留を高水準に保たなければならないとも定めている。

地域の平均値は、一般的な私有林の炭素量を表している。だが、この平均値は広大な地域の多様な森林をもとに算出されたため、プロジェクトに選定された土地に蓄えられている炭素量とは大きく異なる可能性がある。

この平均値を大幅に上回る森林プロジェクトは、実際に得られる炭素削減効果よりもはるかに多くのクレジットを獲得していることがカーボンプランの調査で明らかになった。

また、こういった仕組みを利用して、プロジェクトを立ち上げて主導する開発者が、地域内の位置や樹種の組み合わせ、あるいはその両方によって、炭素レベルが平均値よりも高くなる森林区画を特に選んで探すようになっている。

カーボンプランの試算によれば、カリフォルニア州のプログラムで発行されたクレジットのうち、2000万から3900万クレジットが気候変動対策に貢献していないという。つまり、これらのクレジットは、実際には森林の炭素貯留量を増やさないまま、より多くの二酸化炭素を汚染者に排出させてしまった「ゴースト・クレジット」ということになる。これは850万台の自動車の年間二酸化炭素排出の最大量に匹敵する。

こうしたゴースト・クレジットは、カリフォルニア州の主要な森林カーボン・オフセット・プログラムで発行されたクレジットの約3分の1を占める。このことは、同プログラムの体系的な欠陥を浮き彫りにするとともに、市場では不正行為が広く行われていることを示唆している。

「カリフォルニア州の森林カーボン・オフセット・プログラムは、カリフォルニア州の気候汚染削減戦略の大部分を占めているにもかかわらず、温室効果ガスの排出量を増加させていることが、私たちの調査で明らかになりました」と、カーボンプランのダニー・カレンワード政策担当部長は語る。「このプログラムは、気候問題の解決を前進させているように見せかけて、実際には問題を悪化させています」。

大気資源局は、森林カーボン・オフセット・プログラムを擁護し、カーボンプランの調査の中心的な論点に異議を唱えている。

「土地所有者やプロジェクト開発者がシステムを悪用している、あるいは温室効果ガスの削減量が誇張されているという主張には同意できません」と、大気資源局のデイブ・クリガン広報担当はメールで述べた。さらに、各オフセット規則は林業界や学界、政府機関、非営利団体からの意見を反映し、強固な公的規制の審査プロセスを経ていると、付け加えた。

カリフォルニア州の森林カーボン・オフセット・プログラムは、政府が規制する国内最大のプログラムである。他の森林カーボン・オフセット・プログラムは、企業や個人がクレジットを購入して環境負荷を軽減する任意のものだ。

カーボンプランの調査結果は、ワシントン州議会がオフセット・プログラムなど排出量取引(キャップ・アンド・トレード)法案を州知事の承認待ちにした数日後に公表された。この数カ月間、オレゴン州ではカリフォルニア州の政策を手本として炭素市場プログラムの設立が議論されている。また、ワシントンDCではバイデン政権が森林や土壌を利用した二酸化炭素削減に関心を示し、企業の間でも、企業汚染の削減という困難な課題の代わりに、森林を利用して排出量を相殺するという計画が増加している。

森林カーボン・オフセット・プログラムは、さまざまな問題を指摘され、批判されてきた。たとえば、炭素削減が長続きしない、別の場所での伐採増加により二酸化炭素の削減効果が失われる、伐採の可能性の無い森林をプロジェクトが保全しているためクレジットが実際の炭素レベルの変化を反映していない、などだ。

だが、カーボンプランの分析は、こういった問題とは別の問題を浮き彫りにしている。仮にすべてのプロジェクトが完璧だったとしても、開発者は地域の平均値を用いてプログラムを悪用できてしまうのだ。

汚染者が、実際には炭素を1トンも削減していないクレジットを使用するたびに、総排出量が増えてしまう。

カリフォルニア州の森林カーボン・オフセット・プログラムは、気候変動に対処するどころか、結果として数千万トンもの二酸化炭素を大気中に排出し、州の長期的排出目標の進捗を妨げているように思える。

「専門用語をすべて取り除くと、残るのは誤った前提条件だけです。誤った数字を用いるから意味の無いオフセット・クレジットを発行することになるのです」というのは、非営利団体ブラック・ロック・フォレスト(Black Rock Forest)で今回の調査の主任研究員を務める、コロンビア大学のグレイソン・バッジリー博士研究員だ。

チェリーピッキング

カーボンプランは、分析を終えた時点で非営利報道機関の「プロパブリカ(ProPublica)」とMITテクノロジーレビューにすべての分析結果への独占アクセス権を提供した。また、この過程でプロパブリカとMITテクノロジーレビューは、独立専門家に報告書を送付して意見を募った。ほかにも、土地所有者や業界関係者、科学者を取材し、森林開発者が提出したプロジェクトの計画書など数百ページもの文書を確認した。カーボンプランは、カリフォルニア大学バークレー校やコロンビア大学などの学術専門家と共同で調査した。

この調査自体は、森林開発者や土地所有者が、地域の平均値から突出した土地を意図的に選んでいるかどうかを評価しているわけではない。開発者がそういった土地を選ぶことを、プログラムが「許容している」と述べているだけだ。だが、研究者たちはクレジットが過剰に発行されていることや特定の地域にプロジェクトが集中していることから、業界関係者がシステム運用の裏をかいている可能性を指摘している。

研究者たちが指摘するチェリーピッキング(大規模な母集団から収益性の高い部分のみを選ぶ戦略)のひとつに、地理的境界線がある。北カリフォルニアの場合、カリフォルニア州の森林カーボン・オフセット・プログラムでは、アカスギやベイマツが生い茂る沿岸部と、7万2500平方キロメートル以上に及ぶ内陸部とを分ける境界線が設定されている。

大気資源局の規則によれば、沿岸部の高木の混じった針葉樹林は0.4ヘクタール当たり平均205トンの炭素を貯留する。隣接する内陸部では、0.4ヘクタール当たりの炭素貯留量を122トンとしている。内陸部の数値が低いのは、内陸部の東端沿いに多く植生し、沿岸部ではほとんど見られないポンデローサマツなど炭素貯留量の少ない樹木が多く生えているためだ。

だが、内陸部と沿岸部の境界では、実質的には境界線のどちらでも植生する樹種はほとんど変わらないため、ほぼ同量の炭素を貯留していることになる。つまりプロジェクト開発者は、地域の平均貯留量が実際の森林の貯留量よりも低いというだけで、境界線の東側の土地を選んだ方がはるかに多くの利益を得られる。たとえば、アカスギとベイマツからなる海岸沿いの森林4000ヘクタールを0.4ヘクタール当たり200トンの炭素量で管理した場合、境界の西側では0クレジットだが、東側では62万4000クレジットを獲得できる。土地の選択だけで、儲けがゼロと800万ドル以上とに分かれるのだ。

プロジェクト用地の炭素量と地域の平均値との差の最大値を示し、可能な限り多くのクレジットを獲得するには、開発者や土地所有者は、その地域の平均値まで伐採することが法的にも経済的にも可能であることを証明しなければならない。平均値は、似通った森林が一般的にどう管理されているかを示すのに効果的な指標だ。

北カリフォルニアの12のプロジェクトのほとんどが、内陸部の西端沿いにあり、地域平均値の低い地域に炭素貯留量の多い樹木が分布している。

「ここでわかるのは、高木と低木が平均化されているという事実を、開発者たちが利用しているということです」と、バッジリー主任研究員は言う。

森林カーボン・オフセット・プロジェクトの開発者と土地所有者が協力関係を結ぶと、開発者は手続きを代行する代わりに、手数料やクレジットの売り上げの一部を受け取る。その金額は数百万ドルになるという。

カリフォルニア州のシステムで最も多くのプロジェクト開発を手がけるのは、オーストラリアに本拠地を置くニューフォレスツ(New Forests)という森林投資会社だ。ニューフォレスツと関連会社が扱う14のプロジェクトのうち8つ、まさに境界線沿いの好条件側に位置している。カーボンプランがプロパブリカとMITテクノロジーレビュー向けに実施した別の分析では、ニューフォレスツの手掛けるほぼすべてのプロジェクトが疑わしいクレジットを獲得しており、総額1億7600万ドルに上るという。

こうしたクレジットのかなりの部分は、明らかな規則の欠陥をついたカリフォルニア州以外の単一プロジェクトから得られたものだ。ニューフォレスツの関連会社であるフォレスト・カーボン・パートナーズ(Forest Carbon Partners)は、ニューメキシコ州にあるメスカレロ・アパッチ族の森林カーボン・オフセット・プロジェクトを支援した。このプロジェクトは370万クレジット(5000万ドル以上の価値に匹敵)を獲得した。大気資源局が地域の平均貯留量を誤って低く設定していた地域に、プロジェクトが位置していたためだ。

もうひとつのチェリーピッキングは樹種だ。開発者が、周辺地域よりもはるかに多くの炭素を蓄える特定の樹種のある土地を探し出すのだ。

調査資料によれば、ほぼ全体にアラスカトウヒが植生しているアラスカのあるプロジェクトは、炭素貯留量がはるかに少ないポプラなどさまざまな樹種がいりまじる地域として計算されていた。このプロジェクトは、システムの欠陥のために、本来の数値よりも大幅に多くのクレジットを獲得していたという。プロジェクト所有者からのコメントは得られていない。

カリフォルニア州の森林カーボン・オフセット規則を利用して気候変動から受ける恩恵を増額させる方法

カリフォルニア州大気資源局によるプロジェクトのクレジット数の決定方法のひとつに、森林に貯留された炭素量と地域の平均値との比較がある。両者の差が大きければ大きいほど、土地所有者はより多くのクレジットと資金を得られる。

内陸部の針葉樹林地域の平均二酸化炭素貯留量は、沿岸部の同様の森林の平均値よりもはるかに低い。

内陸部は、米国農務省林野部が定義した3つの異なる生態学的地域を1つにした地域で、その中には他の地域よりもはるかに高い炭素レベルを持つ地域も含まれている。

 

北カリフォルニアの森林カーボン・オフセット・プロジェクトの多くは、内陸部の西端沿いに集中している。この地域でのプロジェクトはクレジットの増額による恩恵を最も受けやすい。

出典:カリフォルニア州大気資源局、森林インベントリ分析プログラム。作成:ルーカス・ウォルドロン(プロパブリカ)

 

 

特に炭素量の多い森林を保全すること自体は、気候に良い影響を与える。しかし、プロジェクト地域の樹木と、地域の平均値計算に使われた樹種がほとんど合わない場合、クレジットが過剰に発行されてしまう問題が起こることが、カーボンプランの調査で明らかになった。

以前に欧米の炭素市場で働いていた元オフセット開発者のマーク・トレクスラーは、大気資源局はプログラムによって生じる逆効果を予想すべきだったという。

「オフセット規則を作成する時に常に無視されてしまうのが、悪用しようとしている賢い人たちが千人規模で存在する、ということです」と、トレクスラーは言う。大気資源局が「高密度、あるいは高炭素地域を見つける動機付けをするようなシステムを作ってしまったため、開発者たちはそれに従っているだけなのです」。

カリフォルニア州のプログラムの過剰クレジット状況を推定するため、カーボンプランは各プロジェクトの地域平均値を独自に算出した。調査チームは、大気資源局と同じ生データを使用したが、使用したのは各プロジェクト地域に植生する樹木の構成に近いデータのみだ。

カーボンプランが調査を開始した2020年9月の時点で、合計74のプロジェクトが始動していた。カーボンプランは、分析が可能なだけの十分な資料の揃う65のプロジェクトを調査したところ、すべてのプロジェクトが、地域の平均値よりも多くの炭素を貯留しているとされ、クレジットを獲得していた。

大多数のプロジェクトがクレジットを過剰に獲得していることがわかったが、カーボンプランの試算では、もっと多くのクレジットを獲得できていたはずだったプロジェクトも10ほどあったことも明らかになった。その中には、16万5000クレジット多く獲得できるはずだったニューフォレスツの2つのプロジェクトも含まれている。

プロパブリカとMITテクノロジーレビューは、記事を公表する数週間前に、大気資源局の担当者宛てに、カーボンプランの調査のコピーと詳細な計算方法を送付した。クリガン広報担当は、複数回にわたる大気資源局職員への取材依頼を断り、書面で回答した。

クリガン広報担当は、カーボンプランの分析結果には触れずにこう答えた。「未発表の調査を十分に分析する時間がなかったため、この調査の計算方法についてのコメントは控えます」。

プロパブリカとMITテクノロジーレビューに委託されて調査を評価した外部の科学者は、カーボンプランの調査を賞賛している。

「この調査ではしっかりとした分析により、極めて重要な政策問題を解明しています」と述べるのは、カリフォルニア大学バークレー校で炭素回収研究室を運営するダニエル・サンチェス博士だ。カリフォルニア州の森林カーボン・オフセット・プログラムに多くの問題点があることはよく知られているが、「今回の調査では、より深刻な方法論上の欠陥が明らかになりました」と、サンチェス博士は言う。

なお、今回の調査は学術雑誌に投稿して査読を受けているが、技術的、あるいは概念的に大きな欠陥を指摘した査読者はいなかった。

「重要な新商品市場」

2015年初頭、森林カーボン・オフセット・プログラム関連の非営利団体が、ネイティブ・アメリカン部族を対象にカリフォルニア州のプログラムに参加する方法を紹介するウェビナーを開催した。

講演者の中には、スタンフォード大学卒の弁護士であり、ニューフォレスツで米国森林プログラムを統括するブライアン・シリングロー部長がいた。ニューフォレスツは、カーボン・クレジットの販売や、木材の販売、投資家向けに全世界で80万ヘクタール以上の森林を管理しており、ポートフォリオは40億ドル以上だという。

また、ニューフォレスツは、関連会社であるフォレスト・カーボン・パートナーズを、ある機関投資家から委託されて管理している。機関投資家の名前は公表されていない。フォレスト・カーボン・パートナーズは、オフセット・プロジェクトに資金を提供し、カリフォルニア州のオフセット・プログラムに申請するプロセスを、土地所有者向けに代行している。

「申し上げたいのは、カリフォルニア州の炭素市場は、新しい大きな商品市場になっているということです」と、シリングロー部長はウェビナーのプレゼンテーションで述べた。「多くのネイティブ・アメリカン部族は、恩恵を受けるのに非常に適した立場にいます。その理由のひとつとして、過去に森林を保守的に管理してきたことが挙げられます。そのことが、近いうちに巨額のクレジットを取得することにつながるのです」。

補足:多くのネイティブ・アメリカン部族が近隣の森林と比較して積極的に伐採してこなかったため、森林には炭素が豊富に含まれ、多額のクレジットを得られる。シリングロー部長のもと、ニューフォレスツやフォレスト・カーボン・パートナーズは、先住民族が数千万ドル相当のクレジットを獲得するのを支援してきた。

カーボンプランの調査チームが分析したニューフォレスツの13のプロジェクトのうち、クレジットの33%から71%が実際の炭素削減量を表していないことがわかった。多 …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
日本発「世界を変える」35歳未満のイノベーター

MITテクノロジーレビューが主催するグローバル・アワード「Innovators Under 35 」の日本版が候補者を募集している。特定の分野や業界だけでなく、世界全体の重要な課題を解決するイノベーターを発信していく。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.4/Summer 2021
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.4/Summer 202110 Breakthrough Technologies

新型コロナウイルス・ワクチンの開発で脚光を浴びた「メッセンジャーRNA」技術から、人間並みの文章を自在に生成できる人工知能(AI)技術「GPT-3」、電気自動車(EV)普及の鍵を握る「次世代バッテリー」まで。MITテクノロジーレビューが選んだ「世界を変える10大テクノロジー」。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る