IU35候補者募集は8月末まで、MIT石井教授など審査員が決定
MITテクノロジーレビュー[日本版]は、才能ある若きイノベーターたちの発掘を目的とする国際アワード「Innovators Under 35」の日本版候補者を募集中だ。本年度の審査員に、⽯井 裕氏(MITメディアラボ副所長)、浅川 智恵⼦⽒(⽇本科学未来館館⻑、IBMフェロー)、登 ⼤遊⽒(IPA サイバー技術研究室室⻑)など16 名の専⾨家が決定した。 by MIT Technology Review Japan2021.08.11Promotion
世界的な課題の解決にテクノロジーを使って挑む、若きイノベーターたちを表彰する「Innovators Under 35 Japan」の本年度の審査員16名が決定した。
「Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワード。新技術の開発または既存技術の創造的な応用によって世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る、独創的で才能ある35才未満のイノベーターの発掘を目的としている。
日本版の2021年度の審査員には、⽯井 裕氏(MITメディアラボ副所長)、浅川 智恵⼦⽒(⽇本科学未来館館⻑、IBMフェロー)、登 ⼤遊⽒(IPA サイバー技術研究室室⻑)など9名が新たに加わった。このほか、国内トップクラスの研究者・専門家総勢16名が参画し、MITテクノロジーレビュー(グローバル)が定める世界共通の審査基準に則って受賞者を決定する。
『Innovators Under 35 Japan 2021』審査員
■コンピューター/電子機器
- ⽯井 裕⽒(MIT教授 、MITメディアラボ副所⻑)
- 村上 憲郎⽒(⼤阪市⽴⼤学⼤学院 教授)
- 渡辺 美代⼦⽒(科学技術振興機構 副理事)
■ソフトウエア
- 浅川 智恵⼦⽒(⽇本科学未来館館⻑、IBMフェロー)
- 古川 享⽒(マイクロソフト初代社⻑)
■インターネット
- 會⽥ 隆太郎⽒(⽇本MITベンチャーフォーラム理事⻑・⽇本MIT会(同窓会)理事)
- 村井 純⽒(慶應義塾⼤学 教授)
■通信
- 登 ⼤遊⽒(IPA産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室室⻑)
- 森川 博之⽒(東京⼤学⼤学院⼯学系研究科 教授)
■AI/ロボット⼯学
- ⽯⿊ 浩⽒(⼤阪⼤学⼤学院 基礎⼯学研究科 教授(栄誉教授))
- 北野 宏明⽒(ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社⻑・所⻑)
- 中島 秀之⽒(札幌市⽴⼤学 理事⻑・学⻑)
■輸送(宇宙開発を含む)
- 森 正弥⽒(デロイト トーマツ コンサルティング 執⾏役員パートナー)
- 松尾 亜紀⼦⽒(慶應義塾⼤学理⼯学部教授)
■持続可能性/エネルギー
- 所 千晴⽒(早稲⽥⼤学理⼯学術院 教授/東京⼤学⼤学院⼯学系研究科 教授)
- ⼭地 賢治⽒(地球環境産業技術研究機構 理事⻑)
2021年度は「エネルギー/持続可能性」「通信」分野を追加
本年度は、新たに「エネルギー/持続可能性」「通信」分野を追加し、計7分野で活動するイノベーターを対象に募集・選出する。
- 「エネルギー/持続可能性」分野では、昨今、経済界でも関心が高まりつつあるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みや、日本政府が掲げる「脱炭素社会の実現」へ向けた動きが注目されている。実現にはエネルギー分野を中心に新たなテクノロジーの開発、イノベーションが世界的に必要とされている。特に、再生可能エネルギーや蓄電池などで、日本発の革新的な技術の開発・応用・普及に取り組むイノベーターや、持続可能な社会の実現を支えるあらゆる技術の担い手であるイノベーターを広く募集する。
- 「通信」分野は、いよいよ商用化が始まった次世代通信規格「5G」の今後の全国的な普及を見据え、関連技術の研究開発や応用サービスの開発・事業化に取り組むイノベーターを広く募集する。また、さらにその先の6Gへ向けた先端的な研究開発や国際的議論で主導的役割を担うイノベーターも求めている。
他薦・応募は8/31まで
2021年度の応募およびは第三者による候補者の他薦は8月31日まで、公式サイト(https://events.technologyreview.jp/iu35/)で受け付け中だ。対象は2021年12月1日時点で35歳未満(1986年12月2日以降に生まれた方)で、他薦の場合も最終的には専用の応募フォームから応募者本人による応募が必要となる。
※締め切り間近は、事務局への問い合わせが増え、対応にお時間がかかる場合があります。ご応募を検討いただいている方はお早めにご準備ください。
Innovators Under 35 Japan 2021 応募要項
・応募期間:2021年6月1日(火)〜2021年8月31日(火)
・対象分野:
1.コンピューター/電子機器:量子コンピューター、IoT機器、VR/AR機器、カメラ、ディスプレイなどのデバイス等
2.ソフトウェア:OS、ミドルウェア、アプリケーション(スマホアプリ含む)、ブロックチェーンなどの暗号技術等
3.インターネット:インターネットを利用したサービス、Webサイト、および関連技術等
4.通信:5G、通信衛星、量子ネットワーク、放送関連技術、光伝送技術等
5.AI/ロボット工学:機械学習/深層学習などのAI技術、産業用/家庭用ロボット、自律運転車等
6.輸送(宇宙開発を含む):人工衛星、宇宙船の開発/運用、宇宙探査、宇宙利用サービス、物流、ドローン等
7.エネルギー/持続可能性:風力/太陽光発電、小型原子炉、蓄電池、冷暖房、淡水化、バイオマス等
・応募方法:専用下記専用Webサイトからご本人が応募ください。
※第三者による推薦(情報提供)も受け付けています。その場合も最終的には本人による応募が必須となります。
・選考方法:MIT テクノロジーレビューの規定(グローバル共通)に基づき、厳正かつ公正な審査を実施。
各分野の専門家(専門機関の研究者、大学教授など)が審査し、MITテクノロジーレビューが最終決定。
・選出人数:最大15 人(2021年12月発表予定)
・受賞特典:以下の特典が付与されます。
- Innovators Under 35グローバル版へのノミネート
- Innovators Under 35グローバルサイトへ日本版受賞者として掲載
- MITテクノロジーレビュー[日本版]へ掲載
- Innovators Under 35 Japan Summit(都内開催予定)で表彰
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- MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]日本版 編集部
- MITテクノロジーレビュー(日本版)編集部