KADOKAWA Technology Review
×
夏割実施中!購読料20%オフ。
高すぎる遺伝子療法の費用は誰が払えるのか?
Spark Therapeutics, Inc.
ニュース 無料会員限定
An $850,000 Price Tag on Gene Therapy Shouldn’t Freak You Out—Yet

高すぎる遺伝子療法の費用は誰が払えるのか?

遺伝子療法に対して付けられた価格は、一般人には到底支払えなさそうな唖然とする金額だ。しかし専門家たちは、こうした価格を、少なくとも今のところは、さほど恐れる必要はないとしている。 by Emily Mullin2018.01.19

新たに認可された失明に対する遺伝子療法「ラクスターナ(Luxturna)」に付けられた85万ドルという価格は患者支援団体を唖然とさせた。しかし、その値段に対するショックはすぐに消え去る可能性がある。

多くの高額な医薬品は毎年購入する必要がある。 しかし、遺伝子療法は一度だけ受ければ永続的に効果が持続する可能性を秘めている。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の新薬開発パラダイム・プログラムを指揮するマーク ・トゥルシェーム客員研究員によると、遺伝子療法は医学を「賃借」治療モデルから長期にわたる健康改善を「購入」するモデルへと移行させているという。

「この問題は、ちょうどアパートを借りていた人がコンドミニアムを購入することにした際、購入価格の高さにショックを受けるようなものです」。

フィラデルフィアに本拠を置くスパーク・セラピューティクス(Spark Therapeutics)は1月3日、遺伝性疾患に対する米国市場で入手可能な初の遺伝子療法であるLuxturna(ラクスターナ)で、片眼につき42万5000ドルの治療費を請求すると発表した。

医薬品価格の適正化を提唱する「処方薬の価格を下げる患者の会(Patie …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【夏割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. The next big thing in hydrogen could be underground 足元に眠る天然水素、21世紀の「ゴールドラッシュ」が始まった?
  2. Promotion AI White Paper 2026 松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
  3. The role of the astronaut is in flux 人類はなぜ宇宙を目指すのか? 揺らぐ宇宙飛行士の役割
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る