KADOKAWA Technology Review
×
締切 迫る!【1/31まで】ひと月あたり1000円。
お得に購読できるキャンペーン実施中!
50万人の遺伝子解読データ
バイオ製薬会社6社が公開へ
Regeneron
生命の再定義 Insider Online限定
Drug Companies Bet on UK Gene Database

50万人の遺伝子解読データ
バイオ製薬会社6社が公開へ

リジェネロンをはじめとする製薬会社6社が、2020年までにUKバイオバンクが収集した50万人分の遺伝子情報を解読し、結果のデータをすべて公開すると発表した。医薬品メーカーなどが健康問題の原因となる遺伝子配列を見い出すことが飛躍的に容易になると期待される。 by Antonio Regalado2018.02.06

遺伝学をビッグデータの新時代に飛躍させようとする取り組みとして、製薬会社6社が2020年までに50万人の英国人の遺伝子情報を解読し、データをすべて公開すると発表した。

この計画は、DNAサンプルの供給源であるUKバイオバンク(UK Biobank)を、遺伝子と健康に関するデータの世界の一大集結地にして、病気を解明するための強力なツールを科学者や製薬会社に提供しようというものだ。

UKバイオバンクはすでに宝の山だ。公開データベースには、英国内50万人のボランティアから慎重に集められた医療記録、検査結果、心理アセスメントが含まれている。

昨年7月のデータの大規模公開の第一弾は、情報提供者のプライバシーを守るために匿名化されたが、科学者たちを感動させた。マウスのクリックだけで、糖尿病からテレビ視聴習慣まですべての遺伝的基盤を調べられるのだ。

しかし、このビッグデータに含まれる遺伝子データは限られている。今回は、配列解析作業をするコンソーシアムが、各ボランティアの約2万の遺伝子すべてを解読する予定だ。こうした「エクソーム」の配列解析は、完全なゲノムの解読には至らないが、医薬品メーカーにとって最も重要な部分を捕らえることができる。それは生命の構成要素となるタンパク質の遺伝子配列であり、この部分がゆがんだ状態になると、多くの健康問題を引き …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
購読キャンペーン実施中
日本発「世界を変える」35歳未満のイノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.5
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.5Cities Issue

新型コロナのパンデミックによって激変した都市生活は、ポストコロナでどう変わるのか? 都市部への人口集中が世界で加速する中、環境、災害、貧困といった負の側面をテクノロジーは解決できるのか? 多様な人々が集まり、化学反応が起きるイノベーションの集積地としての役割を都市は今後も果たし続けるのか? 世界の豊富な事例と識者への取材を通して、新しい都市の未来像を描く。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る