KADOKAWA Technology Review
×
キヤノン電子・酒巻社長の講演が決定!
MITTR主催「宇宙ビジネスの時代」 チケット販売中。
グーグルが「長く使うほど速くなる」コンピューターを研究中
Jon Han
知性を宿す機械 Insider Online限定
Your next computer could improve with age

グーグルが「長く使うほど速くなる」コンピューターを研究中

コンピューターは通常、長年の使用で処理が遅くなっていくが、機械学習によって、使い続けるうちにより速く処理ができるようにする研究が進んでいる。近年、ムーアの法則が減速し、チップの基本設計の変化も見られなくなってきたことから、いずれ役に立つ技術となりそうだ。 by Will Knight2018.03.23

コンピューターは一般的に、長年使用していると次第に処理が遅くなる。プロセッサーが新しいソフトウェアに対応するのが難しくなるからだ。アップルなどはバッテリーの劣化に合わせて、意図的にiPhoneの処理速度を減速させている。だがグーグルは、ノートPCやスマホを使っているうちに、学習によってより良くより速く処理ができるようにする研究をしている。

研究者が取り組んだのは、プリフェッチと呼ばれるコンピューティングの一般的な問題だ。コンピューターが情報を処理する速度は、メモリーからチップに情報を読み込む速度よりもかなり速い。ボトルネックを避けるために、コンピューターはどの情報が必要になりそうかを予測し、その情報を前もって読み込もうとする。これがプリフェッチだ。だが、コンピューターがより強力になるつれ、この予測は次第に困難になる。

3月上旬に発表された論文によれば、グーグルのチームは、大規模な擬似的ニューラル・ネットワークを使う人工知能(AI) …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
宇宙ビジネスの時代

かつて国家主導だった宇宙開発がいま、大きく変化している。テクノロジーの進化とリスクマネーの流入によって民間企業による宇宙開発が加速し、自社の事業拡大に宇宙を活用しようとする「非宇宙」企業やベンチャー企業の動きも活発だ。いまなぜ「宇宙」なのか? そのヒントとなる記事を集めた。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る