非武装の警備ドローンは警備員の職を奪えるか?
侵入者への警告灯の発光とスポットライトの照射により、警備コストを減らす非武装の無人航空機がある。 by Tom Simonite2016.09.21
ドローンは大きなブーンという音と共にゆっくりと向きを変え、赤と青の光を点灯させて、スポットライトの付いた目でまさに私を捉え、ドローンの2台ある拡声器から、流暢な自動音声で「セキュリティ通知です。この区域は立ち入り禁止です」と警告された。
スタートアップ企業の アプトノミーは、 侵入者に警告を与えることで、人間の警備員よりも安価に、カメラやアラームよりも効果的に工場や倉庫などの施設への立ち入りを防せると考えている。
サンフランシスコ湾の旧海軍基地トレジャーアイランドにあるアプトノミーの実験エリアで、ドローンによる警備のデモンストレーションがあった。ミハイル・ピボトラク共同創業者は、同社のドローンは来年にも警備任務に就けるよう準備中だという。すでにある建設会社と共同で試験飛行中であり、関心を示す石油精製所もあるという。
ドローンは1メートル強の大きさで、 航空写真撮影用の8枚のプロペラの付いた機体に、専用の電子機器とセンサーを追加して製造された。制御システムのほか、 …
- 人気の記事ランキング
-
- AI can make you more creative—but it has limits 生成AIは人間の創造性を高めるか? 新研究で限界が明らかに
- Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2024 「Innovators Under 35 Japan」2024年度候補者募集のお知らせ
- A new weather prediction model from Google combines AI with traditional physics グーグルが気象予測で新モデル、機械学習と物理学を統合
- How to fix a Windows PC affected by the global outage 世界規模のウィンドウズPCトラブル、IT部門「最悪の週末」に
- The next generation of mRNA vaccines is on its way 日本で承認された新世代mRNAワクチン、従来とどう違うのか?