KADOKAWA Technology Review
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【12/15 Summit開催】

生命の再定義

遺伝子編集や遺伝子療法、新治療法や個別化医療、神経工学、合成生命について。

  1. 京大、CAR-T細胞療法の効果を予測する指標を発見

    京都大学の研究チームは、血液がんに対する有効な治療法の一種である「キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)療法」の効果を予測する指標を発見した。CAR-T細胞療法は、T細胞と呼ぶリンパ球を患者から採取し、それを原料にしてCAR-T細胞を製造して患者に投与する治療法。従来の治療では効果が乏しい血液がんに対しても治療効果を発揮するが、投与前、あるいは投与後早期に効果を予測することは難しかった。

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  2. Here's how personalized brain stimulation could treat depression
    個人に合わせた脳への電気刺激、うつ病の有望な治療法になる?
    脳の活動を追跡して最適化してくれる埋め込み式の機器の開発が進んでいる。脳に電極を埋め込んで脳の信号を読み取り、うつ状態に向かいそうなときには電気刺激を与えて脳の活動を正常化するというものだ。
  3. How reproductive technology is changing what it means to be a parent
    「親」とは何か? 生殖医療技術の進歩が問う親子の関係
    生殖医療技術の進歩により、遺伝的な親が4人以上いる子どもが生まれるかもしれない。「親であること」の本当の意味を考え直す必要がありそうだ。
  4. 老化細胞の蓄積機構の一端を解明、抗老化治療に新戦略=東大など

    東京大学金沢大学などの共同研究チームは、老化や加齢性疾病発症・病態進展に伴い老化細胞が生体内の様々な臓器や組織に蓄積するメカニズムの一端を明らかにし、「抗PD-1抗体」による老化細胞の除去が新たな抗老化治療の有望な戦略になりうることを見い出した。

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  5. The debate over whether aging is a disease rages on
    病気の診断に使われる世界保健機関(WHO)の国際疾病分類が今年、およそ30年ぶりに改訂された。改訂版では、「老化」が正式な病気の1つになる見通しだった。最終的には後退したが、医学界からは賛否の声が上がっている。
  6. Are rats with human brain cells still just rats?
    人間の脳細胞を移植されたラットはただのラットと呼べるのか?
    「人間の脳細胞を移植された動物は、人間に近い存在になり、より道徳上保護されるべき存在になるかもしれない」。このように予測する科学者もいる。考えを進めると、人間のクローンを作るという話にまで到達してしまう可能性がある難しい問題だ。
  7. 新型コロナを3分で検出、汎用部品採用で小型・低コスト実現

    理化学研究所(理研)、東京大学、京都大学、東京医科歯科大学の研究グループは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)由来のウイルスRNAを1分子レベルで識別し、すばやく検出できる小型装置を開発した。研究グループは世界最速の新型コロナウイルス全自動検出装置「opn-SATORI装置」を開発しているが、今回開発した「COWFISH」は検出部に汎用品を使用することで、設置面積をおよそ5分の1に、構成部品の総額をおよそ30分の1(120万円程度)にまで抑えた。

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  8. 絶滅危惧鳥類からiPS細胞を樹立、保全研究で前進=環境研など

    国立環境研究所などの共同研究チームは、独自に開発した手法を用いて、日本国内に生息する絶滅危惧種である、ヤンバルクイナ、ライチョウ、シマフクロウ、ニホンイヌワシからiPS細胞(人工多能性幹細胞)を樹立するのに成功した。絶滅危惧鳥類のiPS細胞を樹立した報告は世界で初めてであり、絶滅危惧種保全研究の新展開が期待される。

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  9. 理研など、心筋の脂肪酸代謝を近赤外光で画像化

    理化学研究所(理研)、北海道大学、大阪大学の研究グループは、心筋の脂肪酸代謝を近赤外線で画像化するプローブの開発に成功した。脂肪酸は心筋のエネルギー源であり、その代謝状況は心臓の健康度合いを示す。心筋の脂肪酸代謝を測定するには、放射性医薬品を投与し、体内に取り込まれた部分から放出されるガンマ線を専用の装置で体外から計測する手法が用いられているが、コスト面で課題があった。

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  10. When you lose weight, where does it go?
    解説:ダイエットで減った体重はどこに行ったのか?
    食欲の秋を迎えて、体重を気にし始めている人も多いのではないだろうか。体重が減るとき、その減ったぶんは一体、どこへいくのだろうか。
  11. 阪大、脳波計測にも使える「優しい」薄膜生体ドライ電極

    大阪大学の研究チームは、従来よりもノイズレベルが低く、肌に優しく密着する薄膜生体ドライ電極を開発した。従来の生体ドライ電極は計測時のノイズレベルが高く、装着圧によって使用者に痛みを感じてしまうことが課題だった。今回の電極は、肌に優しく密着し、ノイズレベルを0.1μV程度に抑えた。ノイズレベルを抑えたことで、脳波の高精度な測定にも利用できるという。

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  12. 手を握って痛みや恐怖を和らげるロボット、筑波大が開発

    筑波大学の研究チームは、人が手にはめて握ることで、痛みや恐怖を和らげることができるロボットを開発し、その効果を確認した。注射などの医療処置中の痛みや恐怖を軽減する狙いがある。

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  13. How robotic honeybees and hives could help the species fight back
    「ミツバチの危機」を救うハイテク巣箱とお世話ロボット
    ミツバチの巣の内部状態を監視し、尻振りダンスをして餌場に誘導したり、女王蜂の近くで世話をしたりするロボットを作る研究が欧州で進められている。技術と自然の共生という点で興味深い取り組みだ。
  14. Human brain cells transplanted into baby rats’ brains grow and form connections
    人間の神経細胞をラットに移植、脳の6分の1にまで成長
    スタンフォード大学の研究チームは、実験室で培養したヒトの神経細胞の塊(オルガノイド)を生まれたばかりのラットの脳に移植し、ラットと共に成長することを示した。研究チームは人間の脳・神経疾患の研究に役立つとしている。
  15. Why the sci-fi dream of cryonics never died
    人体を冷凍保存し、未来に蘇生させるというアイデアは、何十年も消えずに残っている。実現の目処が立っていないにもかかわらず、希望が捨て去られることなく、さらに大きくなっているのはなぜだろうか。
  16. What to expect when you’re expecting an extra X or Y chromosome
    出生前の遺伝子検査が標準的な妊婦健診として普及している米国では、これから産まれてくる子どもの性染色体異常が見つかることが増えてきている。しかし性染色体異常によって、家族と子どもに何が起きるのかを正しく知らせてくれる医師は少なく、不安を与えている。
  17. コロナ禍でも急性心筋梗塞の救急治療は維持、東北大調査

    東北大学の研究チームは、新型コロナウイルス感染症の流行とそれに伴う救急病院の多忙化においても、急性心筋梗塞の救急医療は維持されたとの調査結果を発表した。新型コロナウイルス感染症の流行による救急医療体制を逼迫が懸念されているが、日本の急性心筋梗塞救急医療体制に対象を絞って、実際の影響度合いを始めて調査した。

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  18. A bionic pancreas could solve one of the biggest challenges of diabetes
    アルゴリズムでインスリン量を自動調整、ハーバード発の人工膵臓
    ハーバード大学などの研究チームが、適応学習アルゴリズムを用いて食事中の炭水化物量を計算し、インスリンを自動注入するデバイスを開発した。患者の負担を減らすと同時に、従来手法より血糖値を下げられることから、患者の生活の質を高めるのに役立ちそうだ。
  19. 「日本の夏」の睡眠の質を調査、健康被害は熱中症に匹敵

    東京大学、岡山大学、関西福祉科学大学、産業技術総合研究所の研究グループは、日本の夏の都市部における睡眠の質について調査した。その結果、最低気温が25℃を上回る熱帯夜では睡眠状態が悪化し、その被害は熱中症による死亡に匹敵することが分かった。

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  20. 阪大など、脳内のオキシトシンを高感度に検出できる蛍光センサー

    大阪大学、金沢大学の研究グループは、神経ペプチド「オキシトシン」を脳内で検出可能にする蛍光センサーを開発した。オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれる神経ペプチドであり、分泌量に異常をきたすとさまざまな精神疾患の発症に関係するとされる。これまで、生きている動物の脳内でオキシトシンを感度良く捉えることは困難であり、オキシトシンが脳内でどのように働いているのかははっきりしていなかった。

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  21. 新型コロナの血管侵入の仕組みを解明、治療法を提案=京大など

    京都大学と大阪大学などの共同研究チームは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が呼吸器の血管へ侵入するメカニズムを解明。さらに、高コレステロール血症の治療と心血管疾患の予防に使用されるスタチン系薬剤の一種である「フルバスタチン」により、同ウイルスによる呼吸器の血管内皮バリア破壊を治療できることを示した。

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  22. Two inhaled covid vaccines have been approved—but we don't know yet how good they are
    中国・インドで新型コロナの吸入型ワクチン、その効果は?
    鼻や口から吸入する新型コロナワクチンが中国とインドで相次いで承認された。従来の注射型ワクチンとの併用による効果が期待されているが、まだ疑問点は多い。
  23. BA.5株は実効再生産数が1.4倍、ワクチンに抵抗性=東大など

    東京大学医科学研究所が主宰する研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan(G2P-Japan)」は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の懸念される変異株(VOC:variant of concern)の1つである「オミクロンBA.5株」のウイルス学的特徴を、流行動態、免疫抵抗性、および実験動物への病原性等の観点から明らかにした

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  24. Patients immersed in virtual reality during surgery may need less anesthetic
    手術中の「VR没入」で麻酔の量を減らせる可能性=米新研究
    手術中の患者にVRの番組を見せることで、鎮静剤の使用量を減らせる可能性を示す研究結果がコロラド大学などの研究チームから発表された。麻酔薬の使用量を減らせれば、入院期間を短縮し、合併症のリスクを低減できるかもしれない。
  25. Psychedelics are having a moment and women could be the ones to benefit
    幻覚剤の科学的研究が米国でこれまでになく活発になっている。微量であれば、PTSDやうつ病などに効果があるとの研究結果も出始めている。特に、産後うつ病などに悩む女性に大きな恩恵をもたらす可能性がある。
  26. How do strong muscles keep your brain healthy?
    高齢者に運動なぜ必要? 筋肉が脳を健康に保つ仕組み
    筋肉と脳の間では、分子レベルで強力な対話が交わされている。加齢に伴う、認知症やその他の脳の疾患を避けるには適度な運動を続けることが大切だ。
  27. 東大が光がん治療で新手法、赤色光でがん細胞をピンポイント攻撃

    東京大学の研究チームは、赤色パルスレーザー光が当たったときのみ、薬剤を放出してがん細胞を攻撃する物質「有機金属フタロシアニン」を使った光がん治療法を考案した。

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  28. An AI used medical notes to teach itself to spot disease on chest x-rays
    医用画像と症例報告で訓練したAI、「医師並み」の診断力
    ハーバード大学が開発した新しい診断用人工知能(AI)モデルは、ラベル付けなどの大量の人手を必要とするデータセットを用意することなく、未加工の胸部X線写真と症例報告から人間の専門家と同等の診断ができる。
  29. This company is about to grow new organs in a person for the first time
    重度の肝疾患を患う人がまもなく、かつてない治療を受ける。機能しなくなった本人の肝臓の代わりとなるミニ肝臓を体内で育てるという治療だ。ライジェネシス(LyGenesis)という企業の研究者は肝臓で上手くいったら胸腺、膵臓といった臓器を同じ手法で体内に作り出すことを考えている。
  30. A memory prosthesis could restore memory in people with damaged brains
    脳に埋め込んだ電極で、海馬の活動を模倣する刺激を与えることにより、被験者の記憶力が向上する研究成果が米国の南カリフォルニア大学とウェイクフォレスト大学らの研究チームによって発表された。記憶障害のある人向けの補装具として利用可能になるかもしれない。
  31. US launches trial for blood tests that promise to catch cancers earlier
    バイデン大統領「がん死亡率半減」宣言、血液検査の大規模試験へ
    米国のバイデン大統領は、今後25年間でがん死亡率を半減させるムーンショット計画を発表した。計画の中心となるのが、複数のがんを検出できる血液検査によるスクリーニングだ。
  32. GEEP法で遺伝子編集ヤギ=徳島大ベンチャーなど

    徳島大学発ベンチャーのセツロテックと名古屋大学の研究グループは、「受精卵エレクトロポレーション法(GEEP法)」を使ったゲノム編集シバヤギの個体作出に成功した。GEEP法は、電気穿孔法(エレクトロポレーション)によって遺伝子編集ツールを受精卵に導入する方法で、徳島大学が開発した。短時間・均一の条件下で大量の受精卵を対象とした低侵襲のゲノム編集ができるのが利点だとされる。

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  33. 新型コロナの口腔内感染リスク、「女性」「飲酒」で上昇

    名古屋大学の研究チームは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の口腔内からの感染リスクが「女性」と「飲酒」で高まることを明らかにした。SARS-CoV-2の感染では、ウイルスが受容体「ACE2」に結合し、その後「TMPRSS2」によって細胞への侵入が促進される。これらの2つの分子は口腔内に多く、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発症初期には味覚障害が発生することから、口腔内が感染で重要な役割を持つとされている。

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  34. 褐色脂肪細胞を活性化し脂肪を燃焼、九大が仕組み解明

    九州大学の研究チームは、褐色脂肪細胞を活性化させる仕組みを解明した。脂肪燃焼を促進して肥満を解消する治療法の開発が期待できるとしている。

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  35. Scientists have created synthetic mouse embryos with developed brains
    脳が発達、心臓も鼓動——「人工胚」の成長で世界初
    ケンブリッジ大学やカリフォルニア工科大学の共同研究チームは、幹細胞から作られたマウスの人工胚を、脳が発達する段階にまで成長させることに成功した。ヒトの妊娠の初期段階における失敗などについて新たな知見をもたらす可能性があるという。
  36. 東北大、「貼るワクチン」で注射と同等以上の効果を確認

    東北大学の研究チームは、痛みを感じさせない短針が多数並ぶ「貼るワクチン」による免疫効果をマウスを使った動物実験で確認した。皮膚表層にはランゲルハンス細胞による優れた免疫システムが備わっており、貼るワクチンには筋肉注射や皮下注射よりも優れた免疫効果が期待できるとされていた。

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  37. Why I got my one-year-old vaccinated against polio
    ロンドン下水からポリオウイルス、ブースター接種始まる
    ロンドンの下水からポリオウイルスが検出されたことを受けて、子どもを対象にしたポリオワクチンのブースター接種が実施されている。英国では野生型ポリオウイルスは撲滅されたはずだが、一体、何が起こっているのだろうか。
  38. 悪性リンパ腫に単一遺伝子疾患型の可能性、大規模ゲノム解析で判明

    理化学研究所(理研)などの共同研究グループは、悪性リンパ腫患者と非がん対照者の症例対照研究を実施した。悪性リンパ腫患者2066人、非がん対照者は3万8153人が対象で、この種の研究では世界最大規模だという。

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  39. 金沢大など、ALSの運動神経異常を「痛くない」手法で計測

    金沢大学、広島大学、中京大学、マリボル大学、マーケット大学の研究グループは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)による運動神経活動の異常を非侵襲的に計測することに成功した。ALSの診断では、筋肉に針電極を刺して針筋電図を取る必要があるが、筋肉に針を刺すため患者に苦痛をもたらす上、電極周囲数ミリメートル程度の範囲しか計測できない。

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  40. 血管を取り囲む脂肪組織が炎症を抑制、動脈硬化を防ぐ=東大

    血管周囲にある脂肪組織が血管の過剰な炎症を抑制し、動脈硬化を起こりにくくしていることが東京大学の研究チームの研究によって分かった。これまで、血管周囲にある脂肪組織の役割はほとんど分かっていなかったが、今回の発見で非常に重要な役目を果たしていることが明らかになった。

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  41. A new gene therapy based on antibody cells is about to be tested in humans
    遺伝子編集した「B細胞」で希少疾患を治療、米国で初の治験へ
    免疫細胞の一種であるB細胞を用いた遺伝子療法によって希少疾患の「ムコ多糖症」を治療する試みに、米国食品医薬品局が許可を出した。遺伝子編集したB細胞による治験は初となる。実施するのは、イミュソフト(Immusoft)というバイオテクノロジー企業だ。
  42. 関節リウマチの骨破壊を引き起こす遺伝子を特定=東大など

    東京大学と日本学術振興会の研究グループは、組織破壊型の滑膜線維芽細胞を作るもととなる遺伝子を特定した。組織破壊型の線維芽細胞は、関節リウマチの骨破壊を引き起こす細胞で、ほかにも多くの疾患を引き起こすことが明らかになっている。

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  43. These scientists are working to extend the lifespan of pet dogs—and their owners
    「人間の一番の友達」と言われる犬の寿命を伸ばす老化防止薬の臨床試験が進行中だ。研究を進める愛犬家の研究者たちは、犬の寿命を延ばすことができれば、研究成果を応用し、人間が健康で長生きする方法につながると考えている。
  44. 光触媒でレジオネラ菌の殺菌と内毒素の分解に成功=東大など

    東京大学、カルテックの研究グループは、レジオネラ症を引き起こす細菌であるレジオネラ・ニューモフィラを光触媒で殺菌することに成功。敗血症などの原因になるレジオネラ・ニューモフィラのエンドトキシン(内毒素)の分解にも成功した。

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  45. 新型コロナ重症患者のmRNA/マイクロRNAを解析、死亡との関連も

    大阪大学の研究チームは、新型コロナウイルス感染症の重症患者の全血中にあるメッセンジャーRNA(mRNA)およびマイクロRNAを解析し、健常者と比べてインターフェロン(IFN)シグナルが活性化していることを発見した。インターフェロンは生体内でウイルスなどの病原体や腫瘍細胞など異物の侵入に反応して細胞が分泌するタンパク質で、ウイルスの増殖抑制、免疫調整などの働きをする。

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  46. 頭蓋内胚細胞腫瘍の関連遺伝子を発見=阪大など

    大阪大学、順天堂大学、埼玉医科大学、国立成育医療研究センターなどの研究グループは、頭蓋内胚細胞腫瘍の発症に関連する遺伝子を特定した。頭蓋内胚細胞腫瘍は主に小児に発症する脳腫瘍で、日本においても年間罹患率が100万人当たり3人未満の希少疾患である。ただ、日本を含む東アジア諸国では、欧州諸国と比べて罹患率が4倍以上高い特徴を持つ。

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  47. 九大とトヨタ、石油含有の硫黄化合物を紫外線照射で分解

    九州大学とトヨタ自動車の研究グループは、石油が含有する硫黄化合物の中でも分離が難しい物質を、紫外線を照射するだけで分解することに成功した。硫黄化合物を含有したままの状態で石油を燃焼させると、硫黄酸化物を放出して大気を汚染する上、自動車の性能劣化、燃費低下を招く。

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  48. A three-parent technique could help trans men have babies
    トランス男性が、苦痛を伴う体外受精(IVF)の手順を踏む必要なく、子どもを持てる可能性を示す研究がベルギーのゲント大学の研究者によって発表された。実験室で成熟させた卵子に「3人親」の手法を使うことで、子宮に移植できる胚を作れるかもしれない。
  49. CRISPR-Cas3が狙ったDNAを切断する仕組み解明、応用へ前進

    東京大学、理化学研究所、金沢大学の共同研究チームは、ゲノム編集技術である「クリスパー・キャス3(CRISPR-Cas3)」が狙ったゲノム配列を認識して二本鎖DNAを切断する仕組みを、世界で初めて明らかにした。研究チームによると、CRISPR-Cas3は、広く使われているCRISPR-Cas9のように二本鎖DNAを同時に切る方法とは異なり、二本鎖DNAをほどいて片方の鎖を手繰り寄せながら、一本鎖DNAをそれぞれ別々に切ることで、大きなDNA断片を切断しているという。

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  50. 九大など、生体肝移植移植片の質を評価するバイオマーカーを発見

    九州大学と医薬基盤・健康・栄養研究所の研究グループは生体肝移植で使用する移植片の質を評価する新たなバイオマーカーを発見した。これまで生体肝移植においては、移植片の質をドナーの年齢と移植片の大きさで評価していたが、年齢が高くても移植に成功する場合もあるため、新たなバイオマーカーの発見が望まれていた。

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