KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
社畜たちに贈る、皮膚埋め込み型の社員証が意外な人気の理由
Three Square Market
ニュース 無料会員限定
This company embeds microchips in its employees, and they love it

社畜たちに贈る、皮膚埋め込み型の社員証が意外な人気の理由

米ウィスコンシン州のテック企業本社では、およそ80人の従業員が手にチップを埋め込んで、オフィスの入室やコンピューターへのログイン、社内カフェテリアでの支払いに使っている。チップを埋め込んだ従業員の評判は上々だという。 by Rachel Metz2018.08.21

仕事中にダイエットドクターペッパーが飲みたくなったパトリック・マクマランは、自動販売機に手をかざして代金を支払った。マクマランの親指と人差し指の間にはマイクロチップが埋め込まれており、代金はすぐに彼の口座から引き落とされる。マクマランのオフィスには、彼と同じようにチップを手に埋め込んで1年間過ごしてきた従業員が何十人もいる。

マクマランは、病院やホテル、企業の休憩室にセルフサービス形式の食料雑貨店を提供するテック企業「スリー・スクエア・マーケット(Three Square Market)」の社長だ。2017年8月、ウィスコンシン州リバー・フォールズの本社で、約50人の従業員とともに自ら望んでチップを手に埋め込んだ。

従業員の手にチップを埋め込むアイデアは、2017年初めにスウェーデンに出張した際に生まれたとマクマラン社長は話す。スウェーデンには、警備が厳重な建物に入ったり、電車の切符を予約したりするために皮下にマイクロチップを埋め込んでいる人々がいたのである。スウェーデンは、 かなり長い間出回っていたチップ・インプラントが、何らかの方法で使われ始めた数少ない場所の1つだった。

マクマラン社長と従業員が埋め込んだチップは、大きな米粒ほどのサイズだ。オフィスへの入館やコンピューターへのログオン、社内カフェテリアでの飲食物の購入などを簡単にする目的で導入された。大半のRFIDと同じく、同社の使用するチップは電源を備えていない。その代わり、 RFIDリーダーがチップ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る