フィットネスアプリの行動履歴から米軍の情報がうっかり漏えいか
フィットネス活動を追跡する人気アプリを運営するストラバ(Strava)は、2017年、ユーザーのアクティビティ履歴を集計した膨大なデータを公開した。だが今では、米国の防衛機密情報も暴露していることが明らかになった。
ガーディアンの報道によると、ある研究者らによって、ストラバの公開データに潜んでいたアフガニスタンやシリアなどの軍事基地の位置が特定されたという(上の写真はアフガニスタンのヘルマンド州にある米軍基地から収集したデータ)。欧米諸国の連合軍兵士が、ストラバを使ってフィットネス・データを公開状態にしていたのが原因だ。
なぜ問題なのだろうか? こうした紛争地域にいるほとんどのストラバ・ユーザーは軍関係者だ。つまり、敵軍から見れば、フィットネス活動の履歴はすべて外国軍の行動データだと仮定できる。得られたデータから基地の詳細な地図が作成できてしまうのだ。
IS(イスラム国)に対する米国主導の連合軍は、「無線テクノロジーやアプリのプライバシー設定に関して厳密な指導をしているところです」とワシントンポストに語った。ストラバは軍関係者がデータ共有をやめるべきだと提案している。
- 参照元: Guardian、Washington Post
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