マイクロソフト、組織再編で新興テック企業や中国を追撃
マイクロソフトは、イノベーションを加速し、より良い顧客サービスを提供する2つのエンジニアリング部門を創設した。1つはクラウドと人工知能(AI)に特化した部門、もう1つは「エクスペリエンスとデバイス」部門だ。
マイクロソフトがクラウド・サービスとAI研究を1つにまとめる決定をしたのは特に驚くべきことではない。グーグルやアマゾン、中国企業が熾烈な競争を繰り広げる中、この2つの組み合わせはビッグビジネスとなるからだ。また、この新部門には拡張現実(AR)と複合現実(MR)のテクノロジーに取り組むチームも含まれる。
マイクロソフトは新しい「エクスペリエンスとデバイス」のチームによって、消費者やビジネス・ユーザー向け製品の開発方法を統一する意向だ。それにはマイクロソフトのモバイル製品、Windows OS、Microsoft 365が含まれる。
マイクロソフトのブラッド・スミス社長兼最高法務責任者とAI研究チーム担当のハリー・シャム上級副社長が、社内の上級幹部を集めて新しい体制を率い、AIシステムに関連した倫理と偏見などの諸問題に取り組む予定だ。
かつては最先端コンピューティングの分野では出遅れていると考えられていたマイクロソフトだが、サティア・ナデラCEO(最高経営責任者)の下で立ち直りを見せている。ナデラCEOのモットーは絶え間のない改革のようだ。新しい改革によって、マイクロソフトはさらに手ごわいチャレンジャーとなるだろう。
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