KADOKAWA Technology Review
×
2024年を代表する若きイノベーターたちに会える!【11/30】はIU35 Japan Summitへ

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

テスラが中国での現地生産へ、上海で年産50万台規模
e-connected | Flickr
Tesla says it will build a factory in China that can produce 500,000 cars a year

テスラが中国での現地生産へ、上海で年産50万台規模

テスラはこの工場建設によって、中国でのブランドのイメージを固め、法外な自動車関税を回避できるかもしれない。

テスラは「ギガファクトリー 3(Gigafactory 3)」と称する電気自動車工場を上海に建設する契約を交わした。関連するすべての許認可が得られればすぐに工場建設が始まる予定で、完成は2年後の見通しだ。

工場がフル稼働した場合、中国市場向けに年間50万台を生産できるとテスラは推定している。とはいえ、目標通りの台数を生産するのは、テスラの得意とするところではない

中国に工場を建設した他の外国自動車メーカーと違い、テスラは新たに建設する生産施設の単独のオーナーとなる。これまで、外国の自動車会社は中国企業との合弁事業とするのが必須だった。

テスラは、米中貿易戦争で大打撃を受けてきた。中国では、モデルXとモデルSの価格を2万ドル値上げをしなければならなかった。そこで、ハーレー・ダビッドソン(Harley-Davidson)の見習った。ハーレー・ダビッドソンはEUによる関税を回避するため米国外での生産を増やすと発表し、コスト削減のために生産拠点を海外へ移転している最中だ。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.07.11, 7:58
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る