テスラ、モデル3の生産を一時停止 ロボット依存見直しへ
テスラ(Tesla)がモデル3(Model 3)の生産を中断する。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が認めているように、組み立てにおけるロボットへの過度の依存を是正するためだ。
対象は、カリフォルニア州フリーモントにある工場のモデル3の生産ライン。「自動化の改善」に取り組むため、4〜5日間ラインを止めるという。従業員のほとんどは有給休暇を取るか、無給の自宅待機になるはずだ。
4月第2週のCBSとのインタビューで、マスクCEOは車両製造のためのロボットに大きく頼り過ぎたと語った。「その通りです。テスラの過度の自動化は間違いでした。 正確には、私の間違いでした。人間を過小評価していました」とマスクCEOはツイートした。
テスラは当初、2017年末までに週5000台のモデル3を生産すると約束していた。現在、6月末までには目標台数に達するとテスラは主張しているが、3月ですら毎週わずか2020台を生産しているに過ぎない。生産ラインの一時停止は、いくつかのロボットをラインから撤去し、生産を軌道に乗せる最後の努力となるだろう。しかし、緩い安全性と財務への懸念が相まって、多くの投資家が不安を抱くことは避けられない。
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