最新のIVF手法、ミトコンドリア補充療法が英国で初実施へ
医師たちは、健康な赤ちゃんを授かれるように、2組のカップルに最新の体外受精(IVF)手法を用いるつもりだ。
英国当局はミトコンドリア補充療法と呼ばれる手法の英国での初の使用を承認した。 この手法では、欠陥のあるミトコンドリアによって引き起こされる重篤な神経変性障害が受け継がれるのを避けるため、両親および女性ドナーの合計3人のDNAを使用する。
手法の概要はこうだ。医師は女性の卵子を受精させた後、受精した核を取り出して、欠陥のあるミトコンドリアのDNAから分離する。そして取り出した核を、元々あった核を取り除いて健康なミトコンドリアのDNAだけを含んでいるドナーの卵子に注入する。
今回の承認に関して、米国がすぐさま英国を追従する可能性はなさそうだ。米国議会は、遺伝子を修正した胚を人体に移植する研究を事実上、禁止している 。ニューヨークで不妊治療にたずさわるジョン・チャン医師は、同様の手法を実施するためにメキシコへ行かなくてはならなかった。チャン医師はこの手法を用いて2016年に、一見したところでは健康な男の子を誕生させている。
- 参照元: The Guardian
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