KADOKAWA Technology Review
×
2024年を代表する若きイノベーターたちに会える!【11/30】はIU35 Japan Summitへ

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

米国が中国人研究者へのビザ規制を検討、AI分野も対象か
Photo by Faustin Tuyambaze on Unsplash
The US government may restrict Chinese researchers, and that would be a disaster

米国が中国人研究者へのビザ規制を検討、AI分野も対象か

米国の諜報活動や軍事関連の研究から中国の科学者の関与を排除するホワイトハウスの計画は、米国のイノベーションに冷や水を浴びせる可能性がある。

ニューヨーク・タイムズによると、トランプ政権は広範囲に及ぶ新たなビザ規制を検討しており、軍事資産として見なす人工知能(AI)を含む広範なテクノロジー分野の研究に、中国出身者が取り組めなくなる可能性があるという。ビザ規制によって中国によるスパイ活動が防げるかどうかは不明だが、米国の大学や企業にとって最先端テクノロジーの開発が難しくなるのは確実だ。

貿易慣行や軍事力の増大、テクノロジー能力の高度化を理由に中国との闘争はエスカレートしている。検討されているビザ規制は、ドナルド・トランプ大統領による最新の対抗手段だ。トランプ大統領は約1500億ドル相当の中国製品に対する関税で威嚇し、米国のテック企業への中国の投資をますます妨害している。

トランプ政権はすでに、トップ研究者の米国への入国を制限する措置を導入している。今回のビザ規制は、最高の才能を国内に留めるために最善を尽くしている中国に恩恵をもたらしそうだ。

ウィル ナイト [Will Knight] 2018.05.02, 12:28
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る