KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
米政府が量子コンピューターに本腰、「12億ドル投資」の狙いは?
Jake Belcher
ニュース 無料会員限定
US takes first step toward a quantum computing workforce

米政府が量子コンピューターに本腰、「12億ドル投資」の狙いは?

量子コンピューター産業の育成を目的とした新法案が米下院を通過した。米国家量子イニシアチブ法の草案作成に手を貸したメリーランド大学のモンロー教授が、同法案について語った。 by Will Knight2018.09.18

量子コンピューターは、従来のコンピューターよりもはるかに高速に特定の問題を解くことによって、コンピューター・セキュリティや金融、その他の分野を一変させると期待されている。米政府は、量子コンピューターが持つ潜在的可能性を掘り起こすために、新興量子コンピューティング産業の成長を目的とした法案を通過させたばかりだ。

メリーランド大学のクリストファー・モンロー教授は、MITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「エムテック(EmTech)」に登壇し、次のように語った。「米国はコンピューター工学の原則に加えて、量子物理学の奇妙な性質を学んだ新世代のエンジニアを必要としています。現実世界の問題に取り組める量子コンピューターの開発に役立てるためです」。

モンロー教授が国家量子イニシアチブ法の草案作成に手を貸したのはそのためだ。国家量子イニシアチブ法は9月13日に下院を通過したばかり。連邦プログラムを創設し、量子コンピューティングの研究を加速し、研究員を養成することを目的としている。同法では、量子コンピューターのエンジニアを数多く養成するであろう卓越した研究拠点に対して、12億7500万ドルの資金提供を予定している。

モンロー教授はアイオンQ(IonQ)の共同創業者でもある。現在、実用可能な量子コンピュータ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る