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アップル、自動運転部門を大幅に縮小

アップルもグーグルも、自動運転プロジェクトは問題を抱えている。 by Jamie Condliffe2016.10.18

自動運転車産業に参入するアップルの野望は、テック業界では公然の秘密だ。しかし、最新の記事によれば、アップルは自動運転車部門の規模を大幅に縮小し、アイデアを実現させる厳格な期日を設定した。

ブルームバーグは今年初め、アップルが自動車そのものの開発から自律自動車に搭載するソフトウェアの開発への転換を計画していると伝えた。しかし17日、ブルームバーグは、プロジェクトに近い関係者の話として、方針変更により事態は急変したと伝えた。

約1000人の自動運転車部門のうち、異動や解雇、自発的に退職した人は数カ月で数百人に上る。内部ではプロジェクト・タイタンとして知られる構想の新方針が示され、アップルが将来、既存の自動車メーカーとの提携から自社で自動車を設計まで柔軟に判断できるよう、自律運転システムの開発に再び取りかかっているという。

変化は、ひとつの条件が起こしたと見てよい。アップルの経営陣は自動運転車部門に対して「自律運転システムの実現可能性の証明を来年まで待ち、その後最終的な方向性を決定する」と伝えた、という。アップルは自動車への野心を実現する方法を懸命に模索しているのだ。

しかし、アップルだけに問題があるのではない。グーグルは他社に対して自律自動車の開発でもっともリードしているが、技術責任者のクリス・アームソンなど、自動運転車部門で最も長き働き、しかも最も影響力のある技術系メンバーが最近何人も退職しているニューヨーク・タイムズ紙によれば、アームソンが退社したのは、グーグルが自律自動車プロジェクトの事業化のため、現代自動車米国法人のジョン・クラフシック前CEOを採用したことに、アームソンが「自律自動車プロジェクトの方向性に不満」を抱いたのがきっかけだったという。

実際、競合他社も自律自動車プロジェクトを立ち上げており、アップルやグーグル等のテック企業にとって、自律運転車産業を強引にでも立ち上げるのはかつてなく面倒になっている。アップルの開発期限は意識を集中させるために欠かせないかもしれない。アップルが最終的に自律自動車の計画を諦めるにしても、アップルの自動運転車部門にとって、部門の活性化は必要だ。

(関連記事:Bloomberg, “Alphabet’s Self-Driving-Car Wizard Picked a Great Time to Quit,”  “Rebooting the Automobile,” “How Might Apple Manufacture a Car?”)

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MIT Technology Reviewのニュース・解説担当副編集長。ロンドンを拠点に、日刊ニュースレター「ザ・ダウンロード」を米国版編集部がある米国ボストンが朝を迎える前に用意するのが仕事です。前職はニューサイエンティスト誌とGizmodoでした。オックスフォード大学で学んだ工学博士です。
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