KADOKAWA Technology Review
×
「Innovators Under 35 Japan」2024年度候補者募集中!
ビル・ゲイツが選んだ、いま読むべき「テクノロジー書」10冊
Bruce Peterson
ニュース 無料会員限定
10 of Bill Gates’s favorite books about technology

ビル・ゲイツが選んだ、いま読むべき「テクノロジー書」10冊

読書家としても知られるビル・ゲイツ氏が「2019年版ブレークスルー・テクノロジー10」の選定にあたって参考にしたテクノロジー関連書籍を紹介する。 by Bill Gates2019.05.05

何かをより深く知りたくなったとき、私はいつも本を手に取る。それが国際保健であれ、量子コンピューティングであれ、あるいは世界史であっても、私は読書から新しいことを学ぶのが好きだ。以下は、今年の「ブレークスルー・テクノロジー10」を選ぶのに役立った、10冊の書籍である。

『Life 3.0』

マックス・テグマーク著

人工知能(AI)がどのように世界を形作るのかを議論したいなら、この本を読むべきだ。物理学者のテグマークは科学的なアプローチをとり、私たちにあれこれ指図することはしない。その結果本書は、AIが形作る世界についてのすばらしい基本的な知識を与えてくれる。

『Should We Eat Meat?』

ヴァクラフ・スミル著

私はスミルの書籍の大ファンである。スミルは、肉や乳製品の代替食品の議論に出てくる、代替食品が世界の食習慣に影響を与えるという考えに懐疑的だ。この点については異論があるかもしれないが、地球の環境を破壊することなく世界に食糧を供給する方法について、賢明な意見を持っていると思う。

『I Contain Multitudes』

エド・ヨン著

私は微生物に魅了されている。そして人間の腸は、ありとあらゆる医学的問題を解決する鍵を握っているかもしれない。特に、消化器官に住んでいる細菌が、栄養不良を防ぐために操作できる可能性があるとのヨンの説明は興味深い。

『The Emperor of All Mal …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. AI can make you more creative—but it has limits 生成AIは人間の創造性を高めるか? 新研究で限界が明らかに
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2024 「Innovators Under 35 Japan」2024年度候補者募集のお知らせ
  3. A new weather prediction model from Google combines AI with traditional physics グーグルが気象予測で新モデル、機械学習と物理学を統合
  4. How to fix a Windows PC affected by the global outage 世界規模のウィンドウズPCトラブル、IT部門「最悪の週末」に
  5. The next generation of mRNA vaccines is on its way 日本で承認された新世代mRNAワクチン、従来とどう違うのか?
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年も候補者の募集を開始しました。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2024年版

「ブレークスルー・テクノロジー10」は、人工知能、生物工学、気候変動、コンピューティングなどの分野における重要な技術的進歩を評価するMITテクノロジーレビューの年次企画だ。2024年に注目すべき10のテクノロジーを紹介しよう。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る