KADOKAWA Technology Review
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マイクロソフト、「AI倫理」を製品の品質評価項目に追加へ
Jeremy Portje
知性を宿す機械 無料会員限定
Tech companies must anticipate the looming risks as AI gets creative

マイクロソフト、「AI倫理」を製品の品質評価項目に追加へ

人工知能(AI)の能力が向上するにつれて、予期せぬ欠陥や現実社会での困った使い方が問題となっている。マイクロソフトのハリー・シャム上級副社長は、AI倫理に関する項目を品質評価に近日中に加える方針を明らかにした。 by James Temple2019.04.04

人工知能(AI)の能力がますます向上し、高い創造性を持ったり、より人間らしく振舞ったりするようになるにつれ、テック業界はそれに伴う危険を避けるために、先んじて対策を講じる必要に迫られている。マイクロソフトでAI研究グループを統括するハリー・シャム上級副社長は、3月25日にサンフランシスコで開催されたMITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「EmTechデジタル」でこう警告した。

「AIテクノロジーはいま、まさにその構造に責任を組み込んで行かねばならない段階にあります」。

シャム副社長によると、テック業界はすでにAIテクノロジーの予期せぬ欠陥に直面しており、現実社会での困った使用法も問題となっている。

たとえば、顔認識ソフトウェアは、肌の色が濃いと顔の識別精度が低いことが分かっている。中国では、顔認識ソフトウェアを監視カメラと組み合わせて、少数民族であるイスラム教徒のウイグル人を監視したり、債務者と思われる人や信号を無視した人の顔を晒して恥をかかせたりするのに使われている。ウーバーの自動運転車は昨年、歩 …

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Innovators Under 35 Japan 2020

MITテクノロジーレビューが主催するグローバル・アワード「Innovators Under 35」が2020年、日本に上陸する。特定の分野や業界だけでなく、世界全体にとって重要かつ独創的なイノベーターを発信していく取り組みを紹介しよう。

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MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020SDGs Issue

今、世界中の企業や機関の技術者・研究者たちが各地で抱える社会課題を解決し、持続可能な世界の実現へ向けて取り組んでいる「SDGs(持続可能な開発目標)」。
気候変動や貧困といった地球規模の課題の解決策としての先端テクノロジーに焦点を当て、解決に挑む人々の活動や、日本企業がSDGsを経営にどう取り入れ、取り組むべきか、日本が国際社会から期待される役割について、専門家の提言を紹介します。

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