KADOKAWA Technology Review
×
【10月31日まで】日本初開催 「Innovators Under 35」候補者募集中
「電気食い虫」ビットコイン、世界の0.2%の電力を採掘で消費
Photo by Diana Parkhouse on Unsplash
持続可能エネルギー Insider Online限定
Bitcoin mining may be pumping out as much CO2 per year as Kansas City

「電気食い虫」ビットコイン、世界の0.2%の電力を採掘で消費

暗号通貨による環境への影響を評価した最新の研究によると、ビットコイン採掘は世界の電力消費量の約0.2%を占め、二酸化炭素を年間で約22~23メガトン排出しているという。 by James Temple2019.06.18

ビットコインの採掘は非常に無駄の多いプロセスだ。より多くの暗号通貨を手に入れようとする採掘者は強力なコンピューティング・ハードウェアを使い、どんどん難しくなる無意味なパズルを解かなくてはならない。コンピューティングのパワーが大きければ大きいほど、金を稼げる可能性は高まる。だが、この業界はどれほどの電力を浪費し、環境にどのような影響を与えているのだろうか?

暗号通貨業界に関する最新の研究によると、ビットコイン採掘は世界の電力消費量の0.2%を占めており、カンザスシティと同等の二酸化炭素を排出しているという。

ジュール(Joule)誌に掲載されたこの分析は、暗号通貨の採掘用ハードウェアを製造している主要企業の新規株式公開(IPO)文書のデータを使用しており、ビットコインの二酸化炭素排出量に関する以前の研究よりも正確な推定値を導き出せたと主張している。

その推定値は、ジュール誌に昨年掲載された別の研究のデータを大きく下回っている。デジエコノミスト(Digiconomist)の創業者で経済学者のアレックス・デ・フリースによる昨年の研究は、暗号通貨の採掘活動が2018年末までに世界の電力消費の0.5%を占め、最終的に5%まで増加する可能性があると結論づけた。

ビットコイン採掘の対価

マサチューセッツ工科大学(MIT)とミュンヘン工科大学の今回の新たな研究によると …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
Innovators Under 35 Japan 2020

MITテクノロジーレビューが主催するグローバル・アワード「Innovators Under 35」が2020年、日本に上陸する。特定の分野や業界だけでなく、世界全体にとって重要かつ独創的なイノベーターを発信していく取り組みを紹介しよう。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020AI Issue

技術動向から社会実装の先進事例、倫理・ガバナンスまで、
AI戦略の2020年代のあたらしい指針。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る