KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
「言葉で学ぶ」が新トレンド? 解説でチェスを習得するAIが登場
Unsplash
人工知能(AI) 無料会員限定
Instead of practicing, this AI mastered chess by reading about it

「言葉で学ぶ」が新トレンド? 解説でチェスを習得するAIが登場

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが、チェスの「高度な」差し手や「愚かな」差し手に対するコメントを利用してチェスを学習するプログラムを開発した。最強のAIプログラムには遠く及ばないが、さまざまな用途に応用できる可能性がある。 by Will Knight2019.08.09

チェスの愛好家らは、ボビー・フィッシャーの見事な捨て駒や、現世界チャンピオンであるマグヌス・カールセンの独創的な攻撃ラインについて議論することをこよなく愛している。人工知能(AI)プログラムにチェスを学ばせる新たな方法として、そうしたおしゃべりが役立つ可能性があることが判明した。同様の手法によって、いつの日か人間の会話の感情的な内容を利用して、機械にさまざまな実務的作業を覚えさせることができるかもしれない。

「センティメイト(SentiMATE)」と呼ばれるこのチェス・アルゴリズムは、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームによって開発された。プロ解説者の反応を分析することで、指し手の質を評価する。

同研究チームは、ネット上で入手可能なチェスの試合のコメント2700本の文章を分析した。高度な指し手に関連しないコメントや曖昧すぎる例を取り除いたうえで、特別な種類の再帰型ニューラルネットワークや単語埋め込み(意味に基づいて単語をつなぐ数学的手法)を用いて、別の最新言語分析モデルで訓練した。

構文解析において、AIは最近目覚ましい躍進を遂げている。たとえば、サンフランシスコの非営利研究団体「オープ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る