政治広告のファクトチェックを拒否するフェイスブックへの提案
政治広告に対するファクトチェックを拒否するというフェイスブックの方針に対して、1つの妥協案がある。 by Angela Chen2019.11.21
フェイスブックは2020年米大統領選挙に先立ち、デマに対抗する計画を発表した。これには、メディア・リテラシー事業に200万ドルをつぎ込み、政治広告の調査を容易にすることや、より分かりやすいファクトチェック(事実確認)ラベルを使うことが含まれる。そうした1つ1つは称賛に値するが、デマを含む政治広告に対するいかなる対策をも拒む企業の発表であることを考えると、すべてが偽善のように見える。
発表が意味するところは、フェイスブックは一般ユーザーによってデマが拡散された場合にのみ、その防止に強い関心を持っているということだ。しかし、実権を握る地位に付く可能性のある人によるデマはその対象ではない。マーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が10月中旬のあるスピーチの中で次のように語ったことにも合点がいく。「大部分の人々が、テック企業が100%真実だと判定する情報だけしか投稿できないような世界に住みたいと思っているとは、私は考えていません」。
しかし、フェイスブックが誰もが見られる情報の掲載に対する決定権を持ち、政治家が望むままに嘘を垂れ流すのを許可することとの間には妥協点もある。フェイスブックは、政治コンテンツにタッチしないというポリシーを再検討し、デマを含む政治広告に対し、今回新たに発表された分かりやすいラベルを付けるべきだ。たとえば、トランプ陣営によるジ …
- 人気の記事ランキング
-
- This scientist rewarmed and studied pieces of his friend’s cryopreserved brain 10年冷凍保存の脳は「驚くほど良好」——蘇生は「まったく別の話」
- Future AI chips could be built on glass AIチップの熱問題、解決策は「ガラス」 年内に商業生産へ
- What do new nuclear reactors mean for waste? 新型原子炉が続々登場、核廃棄物管理の「手引き」は書き直せるか
- The Pentagon is planning for AI companies to train on classified data, defense official says 【独自】米国防総省、軍事機密データでAIモデルの訓練を計画