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持続可能エネルギー Faraday Future’s New Electric Car Will Struggle with Scale

ファラデー・フューチャー、テスラを超える電気自動車をお披露目

ファラデー・フューチャーの新型自動車は、試験コースではテスラ車に勝利するかもしれない。しかし、生産にこぎ着けるかどうかはわからない。 by Jamie Condliffe2017.01.05

窮地に追い込まれた中国の電気自動車スタートアップ企業ファラデー・フューチャーは「テスラキラー」と呼ばれるに十分な新車を発表した。しかし、テスラと同様、自動車業界で成功するには、ファラデー・フューチャーは規模の問題をどうにかしないといけない。

昨年末、MIT Technology Reviewの記事によって、ファラデー・フューチャーが開発中の自動車で大損失を出したことがわかった。元従業員は、開発中の自動車は発表されても出荷されない「ベイパーウェア」だと考えていたようだ。よって、年に一度のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(1月5日から開催)直前に電気自動車への挑戦の成果となる最初の1台をラスベガスで発表しても、ファラデー・フューチャーは今後さらに多くのことを証明しなければならない。

細長く華奢な外見の自動車FF91は、スペック上では確かに印象深い。走行可能距離は約608km、1050馬力、停止状態から2.39秒で時速約97kmに達する。スペック通りなら、FF91はテスラのどの車種よりも速い。

FF91は自動運転用のセンサー類も装備している。自動車メディアJalopnikの確認によれば、10台のカメラと13台のレーダー、12台の超音波センサー、ライダーがある。しかし、ファラデー・フューチャーがFF91の自律走行を実現したのは、大々的な発表直前であり、開発が順調とはいえないようだ。

購入希望者は手付金5000ドルでFF91を1台予約できるが、最終価格は不明だ。しかし、FF91の価格は非常に高価になるだろう。Wiredによると、ファラデー・フューチャーは「ベントレーの価格」(おおよそ20万~30万ドル)に合わせようとしている。

この価格設定から、ファラデー・フューチャーは大衆市場向けの自動車製造を狙っていないことがわかる。とはいえ、ファラデー・フューチャーは試作車の製造段階から市販車の製造ラインの構築段階に移行する必要がある。ファラデー・フューチャーはこれまでたった12台しか自動車を製造していないので、学習曲線(製造現場の効率が計画値どおりに達するには、工場全体の運用ノウハウが蓄積される必要がある)の勾配は急になるだろう。

自動車の大量生産が難しいことは、テスラが経験済みだ。イーロン・マスクCEOが率いるテスラは、2016年の自動車目標を8万台としたが、実際はわずかに及ばず7万6230台だった。テスラの販売目標もマスクCEOの野心を現れだが、それでも大手自動車メーカーの生産台数には及ばない。

したがって、ファラデー・フューチャーがFF91発表までに失ったとされる資金を取り戻すには、自社製自動車を動かすだけでなく、販売台数も必要なのだ。

(関連記事: Reuters, Wired, Jalopnik, Bloomberg, “自称テスラのライバル「ファラデー・フューチャー」はこけおどし企業だったのか?“)

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クレジットPhotograph by Ethan Miller | Getty
ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe]米国版 ニュース・解説担当副編集長
MIT Technology Reviewのニュース・解説担当副編集長。ロンドンを拠点に、日刊ニュースレター「ザ・ダウンロード」を米国版編集部がある米国ボストンが朝を迎える前に用意するのが仕事です。前職はニューサイエンティスト誌とGizmodoでした。オックスフォード大学で学んだ工学博士です。
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