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「アフォーダンス」理論で強化学習を効率化、ディープマインド
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「アフォーダンス」理論で強化学習を効率化、ディープマインド

ディープマインドの研究者が、アフォーダンス理論を利用して強化学習を効率化する手法を開発している。同理論を用いれば、試行錯誤を繰り返さなくても、実行不可能な選択肢をあらかじめ除外できるという考えだ。 by Karen Hao2020.07.26

私たちは椅子を見たら、その形状や色に関係なく、座ることができると知っている。魚は水の中なら場所に関係なく泳げると知っている。これはアフォーダンス理論と呼ばれる。心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語だ。知的な存在が世界を見るとき、彼らは単に物体とその関係性だけでなく、その可能性にも気づくとする理論である。つまり、椅子は座る可能性を「アフォードする」(与える)。水は泳ぐ可能性を与える。アフォーダンス理論により、動物の知性の一般化が可能である理由の一部を説明できる。私たちがたいていの場合に、新しい物体との関わり方をすぐに理解できるのは、それが提供するもの(アフォーダンス)を認識しているからだ。

グーグルの人工知能(AI)関連子会社であるディープマインド(DeepMind)の研究者は、この概念を使って強化学習に対する新たなアプローチを開発している。一般的な強 …

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