KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
ワクチン・パスポート、割れる判断 全米50州の最新状況まとめ
Ms Tech | Noun Project
生物工学/医療 無料会員限定
What's happening with covid vaccine apps in the US

ワクチン・パスポート、割れる判断 全米50州の最新状況まとめ

日本政府は新型コロナウイルス・ワクチンの接種を証明する「ワクチン・パスポート」を年内にも発行すると決めた。ワクチン・パスポートの導入をめぐっては各国で議論となっており、米国でも州によって対応や使われ方は異なる。米国の最新事情をまとめた。 by Harini Barath2021.09.27

1年前、パンデミックを抑えるためのワクチンは、遠い先の話のように思われていた。しかし、現在では世界の約40%の人々がワクチン接種を済ませている。ワクチン接種を受けたかどうかを証明するよう求められる人もいて、いわゆるワクチン・パスポートの出現につながった。こうした証明書の詳細は場所によって異なるが、基本的には同じだ。携帯電話(スマートフォン)に保存されたデジタルの健康記録が、その人が他人に対してリスクとならないことを証明するために使用されるのだ。

デジタル・ワクチン接種証明書の支持者は、利点は明らかであると言う。証明書は、ワクチン接種を奨励すると同時に、集会のリスクを軽減する。しかし、批評家は欠点と不都合な点を指摘している。ワクチン・パスポートを導入すれば、市民の自由を侵害し、ワクチン接種を受けられない人々を不当に罰し(そして接種を受けるつもりのない人々を差別し)、新たな形態の監視が始まり、不平等を根絶するどころか悪化させると言う。

意見の相違に直面し、政府はそれぞれ、非常に異なるアプローチをとっている。例えば欧州では、6月初めに7カ国が「デジタル・グリーン証明書」を発行し、その後まもなく21カ国が新たに加盟した。しかし、一部の国は反対の立場をとっており、その …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る