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Why Congress Can’t Seem to Fix This 30-Year-Old Law Governing Your Electronic Data

MS対FBIの法廷闘争で注目のクラウド・サービスの捜査管轄

「豊かな社会があって国家が強くなる」と考えれば、捜査機関の権限を一方的に強くすることは、自国企業の国際競争力を維持する上で得策でないことがわかる。 by Mike Orcutt2017.02.20

米国の連邦捜査官が保存した電子データにアクセスできるのは、30年前にできた法律に基づいているとしっているだろうか? 携帯電話でメールを送れるようになる前、多くの人にとっては、おそらく初めてパソコンで電子メールを送信したよりずっと前に発効した法律だ。

今年こそ、連邦議会はこの法律を改正するだろうか? 何度も改正に失敗しているが、法制度の改正を求める圧力は現在、かつてないレベルにまで高まっている。そこで米下院は先週修正案を可決した。ワシントンでどちらの方向に議論が展開しても、トランプ政権はおそらく、米国連邦捜査局(FBI)の権限を弱くするより強化する方を望むだろう。

1986年に電子通信プライバシー法(ECPA)を制定した議員は、現在のように、安価または無料のクラウド・サービスが普及するとは想像できなかっただろう。また、自分の物でもないデータ・サーバーに、人々がプライベートな情報を保管するとは予測できなかったはずだ。人権擁護活動家の主張では、ECPAの条文にはFBIに過大な権限を与える記述があり。捜査官は「サピーナ(裁判所からではなく、捜査機関が発行する文書提出令状のこと)」だけで、クラウドに保管された個人のメールなどの電子メッセージを閲覧できる(保管後半年以上の場合に限られる)。

人権擁護団体やグーグル、フェイスブック、マイクロソフト等のテック企業が強力に支持しているにもかかわらず、ECPAを時代に合わ …

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