KADOKAWA Technology Review
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Technology-Induced Distracted Driving Is Pushing Up Insurance Prices

半自動運転の普及は、交通事故の増加と自動車保険料の値上がりにつながる

完全自動運転の実現は少なくとも数年先の話だが、実用化され始めた半自律運転は、かえって交通事故を増加させ、自動車保険料の値上がりにつながりかねないことがわかってきた。原因はスマホとの併用だ。 by Jamie Condliffe2017.02.22

多くの自動車メーカーは、半自律運転による安全性向上を大きなセールスポイントとして訴求している。しかし、スマホの併用と合わせて総合的に考えると、近い将来ではむしろ事故が増え、保険料の引き上げもあり得ることをドライバーは認識すべきかもしれない。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、自動車保険会社数社は、保険料の支払金が保険料よりも早く増えていることに気付いたという。ステートファーム自動車相互保険会社のアナリストによると、支払金の増加の主要因はスマホだ。18歳から29歳のドライバーの半数以上が運転中のメッセージ送受信やインターネット利用を認めている。現在、携帯電話使用による交通事故が多発しており、その種の事故が保険料を押し上げているのだ。

この問題は、誰かが高速道路でフェイスブックをチェックするたびに起きる軽微な衝突事故よりずっと深刻だ。昨年、米国国家道路交通安全局(NHTSA)が公開した統計データによると、携帯電話でのメッセージ送受信やアイスコーヒーのすすり飲み等、ながら運転が原因の交通事故による死者は、前年比で8.8%増え、3197件から3477件になった。

ミシガン大学交通研究所のブランドン・ショートル・プロジェ …

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