ぬいぐるみとおしゃべり、中国でLLM搭載の「AIおもちゃ」ブーム
お気に入りのぬいぐるみがしゃべりだす——。大規模言語モデル(LLM)搭載のデバイス「BubblePal」が20万台売れるなど、中国でAIおもちゃ(AIトイ)が好調だ。2030年に140億ドル規模市場に成長するとの予測もあるが、実際に使ってみると「子どもがすぐ飽きる」との声も。 by Caiwei Chen2025.10.09
- この記事の3つのポイント
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- 中国のAI玩具市場が2030年までに1000億元規模に成長すると予測され、1500社以上が参入している
- 中国では1990年代から教育用電子機器の普及により子ども向けAI製品の土壌が形成されていた
- 音声認識の遅延や応答の冗長性により子どもがすぐ飽きるという技術的課題が残っている
子どもたちは昔からぬいぐるみで遊び、話しかけてきた。しかし今では、チャットボットや音声アシスタントを搭載したおもちゃの登場により、おもちゃが子どもの声に応答するようになっている。
これが今、中国で盛り上がっているトレンドである。深圳玩具工業協会とJD.com(京東)による最近の報告書では、この分野が2030年までに1000億元(140億ドル)を超え、消費者向けAIのほぼすべての他の分野よりも速く成長すると予測している。中国企業登録データベースの企査猫(Qichamao)によると、2025年10月時点で中国では1500社以上の企業がAI玩具事業を展開している。
市場への最新参入企業の一つが、「BubblePal(バブルパル)」と呼ばれるおもちゃである。これは卓球ボールほどの大きさの装置で、子どものお気に入りのぬいぐるみにクリップで取り付けることで、ぬいぐるみが「話す」ようにするものだ。スマートフォンアプリが付属しており、保護者がディズニーのエルサから中国の古典的なアニメ・キャラクターであるナタまで、39種類のキャラクターを切り替えることができる。価格は149ドルで、昨夏の発売以来すでに20万台が販売された。製造元は中国企業のハイビビ(Haivivi)で、ディープシーク(DeepSeek)の大規模言語モデルを搭載している。
異なるアプローチで市場に参入する企業もある。中国の別のスタートアップであるフォロトイ(FoloToy)は、保護者がクマやウサギ、サボテン型のぬいぐるみに自分の声と話し方を学習させて、カスタマイズできるようにしている。同社は202 …
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