KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
セキュリティ業界でも
「AI搭載」ブーム
売らんかな主義にご用心
Unsplash
カバーストーリー 無料会員限定
AI for cybersecurity is a hot new thing—and a dangerous gamble

セキュリティ業界でも
「AI搭載」ブーム
売らんかな主義にご用心

サイバー攻撃に増加に対し、セキュリティ専門家が絶対的に不足していることから、多くの企業が機械学習と人工知能(AI)を利用するサイバーセキュリティ製品に注目している。しかし、こうした製品にもリスクがあることを十分に理解しておく必要があると、セキュリティ専門家たちは警告している。 by Martin Giles2018.08.15

8月4~9日にラスベガスで開催された大規模なサイバーセキュリティ会議「ブラックハット(Black Hat)」の展示フロアでは、多くの企業が世界をより安全にするために機械学習と人工知能(AI)を利用していることを得意気に宣伝していた。

だが、一部の専門家は、ベンダーがこの種のテクノロジーに大きく依存することに伴うリスクに十分な注意を払っていないことを懸念している。「現在起こっていることは些細な心配の種程度ですが、危険なものもいくつかあります」とセキュリティ企業フォースポイント(Forcepoint)のラファエル・マーティ戦略担当副社長は警告する。

セキュリティ産業が優れたアルゴリズムを喉から手が出るほど欲しがっていることは理解できる。インターネットに接続されているデバイスの数は爆発的に増加しており、セキュリティ産業は膨大な数のサイバー攻撃に直面している。その半面、スキルを持ったサイバー技術者は圧倒的に不足している(「世界的なセキュリティ会議で議論された、業界の意外な脆弱性」を参照)。

機械学習とAIを利用して脅威の検知と対応の自動化を進めることは、セキュリティ担当者の負担を軽減し、他のソフトウェアを利用するアプローチより脅威を効率的に特定することに役立つ可能性がある。

データの危険性

だが、マーティ副社長やブラックハット会議の他の講演者たちは、現在多くの企業が機械学習に基づく製品を展開しているのは、AIに対する過大な期待を抱いている顧客におもね …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る