KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
Trump’s CIA Director Calls Out Rogue Information Warriors

新CIA長官、ウィキリークスとスノーデンを批判

マイク・ポンペオ新CIA長官は戦略国際問題研究所(CSIS)での講演で、米国はサイバー戦争で、特にWikiLeaksのような「非国家」型の敵から国を守るために、もっと多くのことをすべきと述べました。 by Mike Orcutt2017.04.17

CIA director Mike Pompeo
マイク・ポンペオ米国中央情報局(CIA)長官

マイク・ポンペオ米国中央情報局(CIA)長官は、就任後初の一般公開の場で、ウィキリークス(WikiLeaks)とエドワード・スノーデンを槍玉に挙げ、米国がサイバー空間上の脅威への対処方法を「根本的に変革」することを掲げた。

13日午後、ワシントンDCにある超党派(米国には、共和・民主両党に連なる「党派的」シンクタンクも多数ある)のシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の講演でポンペオCIA長官は、ウィキリークスが最近公表した、CIAが秘密裡に利用しているとされるハッキング手法の詳細が記載された文書について特に言及はしなかったが、「ウィキリークスの正体をはっきりさせるべき時であり、ウィキリークスは、往々にしてロシア等の国家的組織が加担する非政府の敵対的な情報サービスなのです」と述べた。また、ウィキリークスは「反民主主義な国や反民主主義的な組織からの支援を当てにする一方で、完全に米国を目の敵にして、米国民の言論の自由の価値を、米国民と敵対するために使っています」と述べた。

ポンペオ長官は、非政府の、サイバー空間上に基盤を置く国家安全保障上の脅威にかかわる問題は、ウィキリークスよりもはるかに「広範かつ深刻」であるという。たとえば米国は自国のサイバーインフラを攻撃から守るために 「とても十分とはいえないほどにしか」対処しておらず、テロリストのプロパガンダや要員確保の活動がサイバー空間に蔓延していると述べた(”Fighting ISIS Online“参照)。

ポンペオ長官は、NSAの元契約職員エドワード・スノーデンも批判し、スノーデンの暴露が直接的な原因となって「驚くべき数の」テロリスト集団等、外国の諜報機関関連の監視対象が、通信手段を変更したと述べた。

トランプ政権は賛否が分かれる暗号化問題について、まだ特定の政策上の立場を表明していない。だがポンペオ長官は、暗号技術は高度になっていて、 広く利用されるようになり、そのせいでCIAがテロリストを監視しにくくなっている、と述べた。ポンペオ長官は、米国の連邦議会議員だった頃から監視には前向きで、CIA長官就任以後もその考えに変わりはないようだ。「諜報機関に関わる者は誰もが、外国のテロリスト、あるいはテロリストが送受信している情報にアクセスできるようにしておく義務があります」とポンペオ長官は述べた。

人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
マイク オルカット [Mike Orcutt]米国版 准編集者
暗号通貨とブロックチェーンを担当するMITテクノロジーレビューの准編集者です。週2回発行しているブロックチェーンに関する電子メール・ニュースレター「Chain Letter」を含め、「なぜブロックチェーン・テクノロジーが重要なのか? 」という疑問を中心に報道しています。
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る