遺伝子「編集」植物は規制対象外、米農務省が見解
バイオテクノロジー産業の大きな勝利だ。米国農務省(USDA)は、クリスパー(CRISPR)のような遺伝子編集技術を使って改変されたゲノムを持つ植物を規制しないと述べた。
今回の決定により、最新式の植物のブームがやって来る可能性がある。モンサントや大学、オリーブ油に近い油を搾れる大豆を発明したカリクスト(Calyxt)のようなスタートアップ企業の出番というわけだ。
オバマ政権の下で米国農務省は、安全性を理由に、遺伝子編集植物を規制する計画を展開した。だが、トランプ政権は規制案を反故にした。米国農務省は現在、遺伝子編集した植物に「リスクはない」と言っている。
米国農務省の考えはこうだ。遺伝子編集は品種改良の(かなり)速い形式に過ぎない。遺伝子の変更が植物に対する品種改良である限り、規制はされない。品種改良には、病気や農薬への自然耐性に対する免疫を作り出す変更も含まれる。種を大きくしたり重量を増やすための編集も同様だ。しかし、遠縁の種の遺伝子を使った形質転換植物は含まれない。それらは依然として規制されるだろう。
だが、主要作物の貿易は、地球規模の問題である。欧州と中国が米国の決定に同意しない限り、CRISPRで遺伝子編集した植物はまだブロックされるだろう。
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