genetics 8 Stories
DNAデータベースの白人偏重は何が問題なのか?
遺伝子データべースに格納されたゲノムデータが急増する一方で、格納されたデータの多くがヨーロッパ系の人々のものに偏っているという指摘がある。集団遺伝学の第一人者であるスタンフォード大学のカルロス・D・ブスタマンテ教授に、より多くの人を遺伝学研究の対象に加えることと、異なる集団の遺伝的特徴を理解することがなぜ非常に重要であるのかについて聞いた。
David Rotman 7年前
わが子の知能をDNAで予測
「精密教育」がやってくる
キングス・カレッジ・ロンドンのロバート・プロミン教授は、20万人以上のデータを使った遺伝子検査によって知能を予測する研究に取り組んでいる。将来の進学やキャリア選択に役立つという。だが、「遺伝子主義」は遺伝子選別による新たな階級社会につながるとの懸念の声も上がっている。
Antonio Regalado 7年前
大流行のDNA検査サービス、企業が本当に売りたいものはこれだ
米国で消費者直販型の遺伝子検査サービスが流行している。だが、こうしたサービスは科学的根拠が薄いことに加えて、検査結果にかこつけて様々な商品を買わせようとすることが多い。サービス利用者の遺伝子データを蓄積し、研究者に売って儲けようとしているかもしれない。
Emily Mullin 7年前
死亡した過激派バイオハッカー、肺がんの遺伝子療法も計画していた
過激なパフォーマンスが物議を醸していたバイオハッカーのアーロン・トレイウィックが、肺がん向けの遺伝子療法の実施を計画していたことがわかった。トレイウィックの死亡によって計画は中止に追い込まれたものの、実際にメキシコの診療所で治療をするとして被験者を募っていた。
Emily Mullin 7年前
大量飲酒でも脂肪肝になりにくい遺伝子突然変異が発見される
大規模なDNA解析調査の結果、肝疾患に耐性を持つ遺伝子突然変異を有する人々の存在が明らかになった。飲酒を原因とする肝硬変に罹患する確率が通常より大幅に低く、研究が進めば脂肪肝疾患を抑制する医薬品を開発できる可能性がある。
Antonio Regalado 7年前
CRISPRの安全性を巡って衝撃を与えた論文が撤回
遺伝子編集技術CRISPRを適用したマウスにオフターゲット効果が多数発生したと発表して物議をかもしていた論文が取り下げられた。執筆者らは以前の実験結果を再現できなかったとしており、論文を掲載したネイチャー・メソッズは「主張を裏付けるデータが不十分だった」と述べている。
Emily Mullin 7年前
50万人分の遺伝子情報は
医療に何をもたらすのか?
これまで人々の健康状態に結び付けられるような遺伝子情報を収集することは大変な作業だった。しかし、この7月に英国の公的コンソーシアムが50万人分の遺伝子情報を公開したことで、医療・医薬品業界における遺伝子情報の活用が、一気に加速する様相を見せている。
Antonio Regalado 7年前
カジュアル化する遺伝子検査
どこまで規制されるべきか?
日本でも広告をよく見かけるようになった直販型の遺伝子検査を巡って、米国で議論が起きている。9月にはフットボールの試合会場で無料のDNA鑑定をばら撒こうとした企業に、メリーランド州から待ったがかかった。規制当局の判断が揺れるなか、線引きが難しくなっている。
Emily Mullin 8年前
フォローしてください 重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る
MIT Technology Reviewは、読者の皆さまに、テクノロジーが形作る
世界を理解するための知識を獲得していただくためにあります。
© 2016-2025 MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan. All rights reserved.v.(V-E+F)
日本版運営: 株式会社角川アスキー総合研究所
No part of this issue may be produced by any mechanical, photographic or electronic process, or in the form of a phonographic recording, nor may it be stored in a retrieval system, transmitted or otherwise copied for public or private use without written permission of KADOKAWA ASCII Research Laboratories, Inc.
当サイトのいかなる部分も、法令または利用規約に定めのある場合あるいは株式会社角川アスキー総合研究所の書面による許可がある場合を除いて、電子的、光学的、機械的処理によって、あるいは口述記録の形態によっても、製品にしたり、公衆向けか個人用かに関わらず送信したり複製したりすることはできません。