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ドローン規制、揺れる判断 英国は規制強化へ The U.K. Is Clamping Down on Drones

ドローン規制、揺れる判断 英国は規制強化へ

かつて英国は無人飛行機に対して比較的寛容だったが、民間のドローンには厳しい姿勢で臨むようだ。英国政府はドローンと操縦者を規制するための新しい法案を2018年に公布する見通しだ。提案されている法案は、警察官がドローンへの着陸命令を簡単に出せるようにすることで、ドローンとその操縦者を規制する、より大きな権限を警察に与えることになる。

新しい法案では、重量250グラム以上のドローン機体を飛ばす場合、政府に登録する必要がある。操縦者は全員、飛行計画を作成、操縦するために特定のアプリを使用する必要があり、一部の操縦者には飛行前に安全意識のテストも義務付ける。高度約120メートル以上や空港付近は飛行禁止となるなど、ドローンが飛行できる場所はより厳格に制限される。全体的に新しい法規制は、米国ほど厳格ではないものの、多くのドローンユーザーにとって英国内での飛行を難しくするものだ。

ドローン規制を巡っては、ややいびつな展開が続いている。1年ほど前、アマゾンは試験的なドローン配達を英国で始めることを余儀なくされた。規制により、米国内でのドローン配達が不可能になったためだ。新たな英国の法案はそうした計画にとって頭痛の種にはならないだろうが、トランプ政権が米国での革新的なドローンの利用を進めようと動いた直後のタイミングで、英国は規制強化に動き出したことになる。

 

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2017.11.29, 13:41
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