KADOKAWA Technology Review
×
【本日最終日!!】1/31まで!お得に購読できるキャンペーン実施中
唐突な「北京AI原則」発表は何を意味するのか?
Ms. Tech
知性を宿す機械 無料会員限定
Why does Beijing suddenly care about AI ethics?

唐突な「北京AI原則」発表は何を意味するのか?

中国政府が発表したAI原則は、個人の自由やプライバシーの保護といった西側諸国のAI倫理に非常によく似ている。中国がこの問題について対話をしようとする意欲の現れなのだろうか。 by Will Knight2019.06.06

中国と米国は合意したのだろうか?

先週、中国の科学者やエンジニアは、人工知能(AI)に関する倫理規定を発表した。これは中国政府がAIテクノロジーの使い方を再検討する兆候なのかもしれない。

中国政府は市民を監視する手段としてAIを使用していると広く非難されている。だが、新たに発表されたガイドラインは、西側の企業や政府が展開している倫理的枠組みに著しく似ているようだ。

中国科学技術部と北京市政府が支援する「北京智源人工智能研究院(BAAI:Beijing Academy of Artificial Intelligence)」は5月25日、「北京AI原則(Beijing AI Principles)」を発表した。「人間のプライバシー、尊厳、自由、自律性、権利が十分に尊重されるべきです」など、AI研究や開発に関する指針原則を明確に説明している。

プライバシーや個人の自由の話などを嫌悪して一蹴するのは簡単だが、意外にも中国政界でそうした問題についても議論する意欲が示されている。

中国のビジネスと政策に詳しいマサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院のヤーシャン・ホアン教授は、「私はなかなか良い展開だと思います」と話す。「人権のようなテーマについて、中国政府が米国に会話の機会を提供するのは好ましいことです」。

この規定は、中国でAIに取り組む著名で重要な技術機関とテック企業との協力で考え出された。北京大学、清華大学、中国科学院傘下の自 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
2023年のテクノロジー大予測

2023年のテクノロジーはどう動くのか? AIから量子コンピューター、宇宙開発、mRNAワクチンまで、重要トレンドをMITテクノロジーレビューが徹底予測。各分野の専門家や有力プレイヤーへの取材をもとに、技術・資金・政策などの多角的な視点で解説する。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.9
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.9量子時代のコンピューティング

グーグルやIBMなどの巨大テック企業からベンチャーまで、世界的な開発競争が加速する「量子コンピューター」を中心に、コンピューティングの動向を取り上げる。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る