「アレクサ、『声ゲー』って流行るの?」アマゾンが開発者ツール
音声アシスタント「アレクサ」で音声コマンドを使ってプレイするゲームが人気を集め始めている。アマゾンも音声ゲームクリエーター向けのツールを発表し、音声主導型ゲームに力を入れ始めた。 by Tanya Basu2019.07.30
深宇宙での船旅の途中、突如として冷凍睡眠から目覚めたあなたは、自分が乗っている宇宙船が何者かに襲撃を受けていることを知る——。そんな場面を想像してみてほしい。いまだに身体の一部が動かせない中で、自分と宇宙船の乗組員を救えるのはあなただけだ。あなたは自分の声だけを頼りに、宇宙船を安全な場所へと導かなければならない。
これが、音声主導型ゲームを開発しているポルトガル企業「ドッピオ(Doppio)」が今秋、アマゾンでリリースを予定しているゲーム「ヴォルテックス(Vortex)」のコンセプトだ。
7月22日から25日にかけて開催された「ボイスサミット(VOICE Summit)2019」で、アマゾンのアレクサ(Alexa)とエコー(Echo)のチーフ・エバンジェリストを務めるダン・イスビツキーは、音声主導型ゲームでストーリーを設定するクリエーター向けツール「スキルフロー(Skill Flow)」を発表した。アマゾンが音声主導型ゲームを推進するつもりなら、今回の発表だけで終わることはなさそうだ。
メールでの取材に答えたイスビツキーは、ゲームはいまやアレクサの人気アプリの1つであり、音声主導型ゲームは次の自然なステップだと述べた。アレクサ向けのゲームアプリは昨年、160%増加したとい、2018年以来、アレクサにゲームのプレイを求めるコマンドは数十億回入力されてきたという。
音声主導型ゲーム事業に乗り出すことは、従来型ビデオゲームのストリーミング向けに幅広い人気を誇るプラットフォーム「ツイッチ(Twitch)」を買収したアマゾンの動きとしては、やや奇妙に映るかもしれない。だがイスビツキーは、音声型ゲームは次の自然な一歩だという。
「音声を …
- 人気の記事ランキング
-
- Young organs may not be a fountain of youth for recipients 若い心臓は体に合わせて老いる——プーチンには残念な研究結果
- An AI “mind-reading” tool can reconstruct what you’re looking at from a brain scan 「読心術」AIが飛躍、脳スキャンから「見ているもの」を精密再現
- When can we say AI made a scientific discovery? AIを「発見の主体」に据えるAI企業、科学の営みとのずれ
- She died at the San Diego border. A surveillance camera was in plain sight カメラは何を見ていたのか? 世界有数のAI監視地帯で 移民が亡くなっている