KADOKAWA Technology Review
×
夏割実施中!購読料20%オフ。
沈みゆく都市・メキシコシティ、水問題解決への試み
Getty
気候変動/エネルギー 無料会員限定
Climate change is helping sink Mexico City

沈みゆく都市・メキシコシティ、水問題解決への試み

2100万人の人口を有するメキシコの首都・メキシコシティは深刻な水不足に陥っており、汲み上げられる地下水の量が降雨による補充量を上回っているせいで地盤沈下が起こっている。気候変動がこの状況をさらに悪化させる可能性がある。 by Lucas Laursen2022.01.07

乾燥した3つの湖床にまたがる高標高都市・メキシコシティを特徴づけるのは、水の去来だ。メキシコシティでは、雨季には洪水が発生し、乾季には干ばつが起こる。

2100万人の人口を有するメキシコシティでは、地中の帯水層から汲み上げる水の量が、降雨による補充量を上回っている。その結果、過去1世紀の間に地盤は約12メートル沈下し、岩底に突き当たるまでにあと30メートル沈むと推定されている。乾燥した地域であるほど、建物が地震の被害を受ける危険性も高まる。

多くのメキシコシティ住民は、水を利用するために自宅の水道に頼ることができない。2020年、メキシコシティは給水トラックに400万ドル以上を支出し、住民はボトルウォーターのために約1億8700万ドルを費やした。

科学者らの推測によると、気候変動がこうした問題を悪化させる可能性が高いという。

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【夏割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. Trump’s AI protectionism has come for robotics 中国製ロボットを締め出す米国、その研究は中国製で回っている
  2. How an overlooked geothermal plant got a second chance もっと深く掘れ——採算割れの地熱発電所を米新興企業が再生
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る