KADOKAWA Technology Review
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Julian Assange’s Potentially Hollow Promise to Help Tech Firms Overcome CIA Hacks

ウィキリークスの情報は恐らく本物、意図は不明なまま

透明性を旗印に、政府機関などの情報を暴露するウィキリークスの活動には、どことなく胡散臭さがついて回る。稚拙な活動のせいなのか、本来の意図を聞き心地のよい言葉で覆い隠しているからなのかはわからない。 by Jamie Condliffe2017.03.13

ウィキリークス(WikiLeaks)が米国中央情報局(CIA)のデータを公表した直後、ジュリアン・アサンジは寛大にも、テック企業がソフトウェアのセキュリティを強化するのに手を貸すと申し出たが、そうはうまくいかないだろう。

アサンジが設立したウィキリークスは先週、CIAの「史上最大規模の機密文書の発表」の一部として何千ものファイルを公表した。現職または以前の政府関係者によると、ファイルは本物のようだという。MIT Technology Reviewではすでに、公表されたファイルに記載のあるCIAが使ったとされるサイバー兵器は技術的な観点からは特に目新しくないと指摘済みだ。

ただし、製品に脆弱(ぜいじゃく)性を抱えるテック企業にとっては悩みの種だ。たとえばサムスンのスマートTVは、確実にスパイ行為の拠点(spy posts)に転用できる。また、アップルのiOSやグーグルのアンドロイドOSを使ったスマホは、標的型攻撃(targeted exploits)の脅威にさらされており、CIAが部分的に遠隔操作できる可能性がある。ウィキリークスによれば、攻撃用ソースコードも入手しているが、まだ公開はしていないという。

アサンジは正義の騎士として支援を申し出ている。アサンジは3月9日の記者会見で「メーカー(IT企業)数社と話し合い、問題に対処するために何が最善策なのかを検討した後、私たちは企業と連携する …

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