KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
米大統領選:クリーンエネ予算4倍に、ピート・ブティジェッジ候補
Getty
カルチャー 無料会員限定
Pete Buttigieg $2 trillion climate plan is infeasible, but less so than most

米大統領選:クリーンエネ予算4倍に、ピート・ブティジェッジ候補

米民主党の大統領候補のピート・ブティジェッジは、今後10年間でクリーンエネルギーの研究開発のための連邦予算を4倍にするなど2兆ドルの気候計画を掲げている。一方で、水圧破砕法と原子力発電については他の候補より柔軟な姿勢を示し、大気中からの二酸化炭素除去の積極的な展開を支持している。 by James Temple2020.02.28

米民主党の大統領候補のピート・ブティジェッジは、気候分野で最も急進的な提案をしているわけではない。政府への支出要求として最高の金額や、温室効果ガス削減のための最も厳しいスケジュール、あるいは合衆国の発電量の大幅な拡大を求めているわけでもない。

インディアナ州サウスベンドの元市長であるブティジェッジ候補が訴える計画は、先を行くライバル候補が掲げているものよりもほぼ間違いなく実用的であり、野心的かつ慎重に設計されたものだ。計画は、迅速かつ安価な温室効果ガス排出削減に不可欠なテクノロジー群や、より広範な公衆および政治的支援の確保、少なくとも障壁を減らすための取り組みなどをその内容とする。

ブティジェッジ候補の2兆ドルの計画は、今後10年間でクリーンエネルギーの研究開発のための連邦予算を4倍にし、主に貧しい地域での関連インフラプロジェクトの建設に2500億ドルを拠出するというものだ。計画によると、貧困国が米国から輸入した技術を用いて、クリーンエネルギーと気候適応プロジェクトを構築することの支援にも同額を振り分ける。

ブティジェッジ候補は、米国をパリ気候協定に再び参加させ、化石燃料の補助金を廃止し、公有地で新しい石油とガスを掘削するリース契約を停止するつもりだ。さらに、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵プロジェクト、最新の送電線の税額控除を拡大するか、新たに設定する。

他の大統領候補であるエリザベス・ウォーレン上院議員とバーニー・サンダース上院議員とは異なり、ブティジェッジ候補は、天然ガスを掘削する際の水圧破砕法(フラッキング)を直ちに禁止することは求めていない。ペンシルベニアのような主要なガス産業のある激戦州で、賛否を分け、経済的にも損害を与えるであろう措置を回避する。一部のエネルギー …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  2. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る