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本日の重要ニュースをご案内。

07.0
Cover Story

増え続ける変異株を追跡するために命名される「B.1.1.7」のような系統名は、今や、新型コロナウイルスのグローバルな研究には欠かせないものになっている。ボランティアが運用する「パンゴ(Pango)」と呼ばれる命名システムの中核を担うのは、大学院生や博士研究員などの若手の研究者たちだ。

by Cat Ferguson
  1. トランシーバー・アプリ「ゼロ」はなぜ南アフリカで普及したのか

    音声でやりとりするスマホ向けのトランシーバー・アプリが、地域のコミュニケーション・アプリへと進化を遂げている。自然災害や暴動などの危機的状況下で頼れるアプリとしての地位を固めつつあるようだ。

    by Tanya Basu
  2. スマホ乗っ取り疑惑でイスラエル当局がNSOを捜査、CEOは完全否定

    スパイウェアを独裁政権国家に販売し、政治家やジャーナリストのスマホをハッキングしたとの疑惑が報道されたイスラエルの「NSOグループ」に対して、捜査が入った。CEOは疑惑を完全否定しつつ、捜査に協力するという。

    by Patrick Howell O'Neill
  3. まるで「天然のGPS」、コウモリは人間の脳の解明に役立つか

    コウモリは過去、現在、未来の位置を認識して行動していることが研究によって明らかになった。コウモリの脳神経を研究することで、人間の脳について新たに分かることがあるかもしれない。

    by Tatyana Woodall
  4. EVトラック普及で送電網は耐えられるか?

    電動化の波はトラックにも及んでいる。短距離を走るトラックはすぐに電動化できそうだが、長距離を走る大型トラックを電動化するには何が必要になるのだろうか。

    by Casey Crownhart
  5. ワクチン接種後でもマスク着用を推奨、米CDCが方針転換

    米国疾病予防管理センター(CDC)は、新型コロナウイルス「デルタ株」の国内感染者の増加を受けて、感染者が急増している地域ではマスク着用を推奨すると発表した。米国の63%以上の地域がCDCにより「感染率が相当高い」とされている。

    by Tatyana Woodall
  6. 日本の理研チーム、有袋類の遺伝子改変に成功 世界初

    クリスパー(CRISPR)は幅広い生物の遺伝子改変に使われてきたが、有袋類への適用は困難だった。7月22日、理化学研究所の研究チームが世界で初めてこの困難を打ち破った。

    by Casey Crownhart
  7. NSOのスパイウェア、ジャーナリストらを監視=有力紙が一斉報道

    イスラエルのハッキング企業NSOが作ったスパイウェアツールによって、ジャーナリストや活動家が監視されていることが報道で明らかになった。ただ、これはMITテクノロジーレビューが以前から指摘してきたとおりだ。

    by Abby Ohlheiser
  8. 急成長の太陽光発電に迫る
    「不都合な真実」

    世界有数の太陽光発電の集積地で、卸売価格が急落。太陽光発電所を増設しても儲からない状態になりつつある。気候変動の目標達成には太陽光発電所の増設が必須だが、有効な対策はあるか。

    by James Temple
  9. 火星のコアは意外と大きかった? NASA探査機の測定で明らかになる

    NASAの火星着陸船インサイトから届けられた地震計のデータから、火星の内部構造が以前に考えられていたよりも複雑であることが分かった。継続して調査すれば、地球との違いがさらに明らかになりそうだ。

    by Tatyana Woodall
  10. ディープマインド、人体のほぼ全てのタンパク質の構造をAIで予測

    ディープマインドは、タンパク質の構造を予測するAIツール「アルファフォールド」を用いて、人体に存在するほぼすべてのタンパク質の形状を予測し、35万個のタンパク質構造を格納したデータベースを公開した。

    by Will Douglas Heaven