KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
発明家
35歳未満のイノベーター[日本版] 2022発明家
未来を拓く、新しい革新的なテクノロジーを生み出す。

Ayumi Ohnishi 大西鮎美 (32)

所属: 神戸大学

人間の疲労を克服する次世代のウェアラブルデバイスを開発。普及の課題となる「充電」問題の解決にも取り組む。

眼鏡や補聴器といった五感を拡張する装具は、生活の質(QOL)の向上に欠かせないものだ。だが、人間の五感は日常的な疲労度合いによって変化するため、本来であればその時々の生活の場面に適応して五感拡張を制御することが理想的だ。

大西鮎美(Ayumi Ohnishi)が研究しているのは、ウェアラブルデバイスで日常的に五感をセンシングし、疲労度に応じた制御やサービスの提供を可能にするシステムである。ウェアラブルセンサーで得た複数のデータから、ユーザーの疲労度を機械学習で推定。疲労の予兆を人工知能(AI)で検知し、ユーザーが元気な時と同等の能力を得られるように、五感拡張デバイスを調整する。たとえば、眼鏡であれば明るさや見やすさ、補聴器であれば音量を自動的に調整することで、「疲れを克服できる」スマートな五感装具を実現できる。

大西は、ウェアラブルデバイスの普及のボトルネックとなっている、電源供給の課題解決にも取り組んでいる。衝撃発電シューズを用いて、充電なしで行動を認識できるシステムを開発している。

さらに、シューズ型のセンシング・デバイスを活用した足圧バランス計測、家事スキル計測技術を活用した家事の動作分析、東京パラリンピックにおけるボッチャ・チームの動作解析など、大西の活動は多岐にわたっている。日常生活におけるさまざまな課題をウェアラブルデバイスの進展によって解決しようと挑む、気鋭の研究者である。

(元田光一)

人気の記事ランキング
  1. The problem with plug-in hybrids? Their drivers. プラグイン・ハイブリッド、想定以上の環境負荷のなぜ
  2. Promotion MITTR Emerging Technology Nite #28 「自動運転2.0  生成AIで実現する次世代自律車両」開催のご案内
  3. How to reopen a nuclear power plant 廃炉から復活へ、米国で異例の原発再稼働に道筋
  4. How three filmmakers created Sora’s latest jaw-dropping videos 生成AI「Sora」で作られた驚きの動画、制作者に聞く舞台裏
人気の記事ランキング
  1. The problem with plug-in hybrids? Their drivers. プラグイン・ハイブリッド、想定以上の環境負荷のなぜ
  2. Promotion MITTR Emerging Technology Nite #28 「自動運転2.0  生成AIで実現する次世代自律車両」開催のご案内
  3. How to reopen a nuclear power plant 廃炉から復活へ、米国で異例の原発再稼働に道筋
  4. How three filmmakers created Sora’s latest jaw-dropping videos 生成AI「Sora」で作られた驚きの動画、制作者に聞く舞台裏
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る