KADOKAWA Technology Review
×
【10月31日まで】日本初開催 「Innovators Under 35」候補者募集中
Will Robots Save the Agriculture in Japan?

クボタ、自動運転農機を初公開

農業の担い手が減り、耕作面積が増えれば、自動化でギャップを埋めるしかなくなる。 by MIT Technology Review Japan2017.01.26

農業機械最大手のクボタは、京都で開催された自社イベントで、開発中の自動運転農機を日本メーカーとして初めて公開した。GPS(全地球測位システム)で自機の位置を把握し、あらかじめ指定された範囲内で無人運転できる。公開されたのは自動耕うん機(トラクター)、田植機、自動収穫機(コンバイン)の3機種で、Wi-Fiリモコンで起動から作業内容の指定、作業開始を指示できる。

クボタが公開したトラクター、田植機、コンバイン

国内の農地は、少子高齢化による離農、企業等への委託が増えており、一経営体・一戸当たりの経営耕地面積は、もともと規模の大きい北海道でも他の都府県でも増加傾向にある。したがって、作業全体の自動化、天候が悪くても作業を進められる機械化には大きなニーズがある。朝日新聞の記事によれば「普通のトラクターと同時に自動の1台を使うと、作業効率は3割ほどアップする」という。

農林水産省は「農業機械の安全性確保の自動化レベル」として0~3までの4段階を示しており、クボタが発表した自動農機は有人監視下でシステムが運転するレベル2に相当する。人間が運転する必要はなく、障害物を検出すると自動的に停止するが、人工知能は搭載していない。朝日新聞の記事でクボタの飯田聡・研究開発本部長は「かなり実用化に近づいた。土壌などのデータとの連携で、効率化が実現できる」と述べた。

(関連記事:”建設ロボットは正確で現場重視の施工を実現できるか?,” “ルンバ発明者が庭や家庭菜園用の雑草刈りロボットを来年販売,” “元ドローン後進国アメリカ 規制緩和で遠距離飛行も目処“)

人気の記事ランキング
  1. There might be even more underground reservoirs of liquid water on Mars 火星の南極に新たな地下湖、生命体が見つかる可能性も
  2. The deadline for IU35 Japan entries is approaching Innovators Under 35 Japan、候補者の応募・推薦締切迫る
  3. Satellite mega-constellations risk ruining astronomy forever 増え続ける人工衛星群で天体観測が台無し、解決策はあるか?
  4. Room-temperature superconductivity has been achieved for the first time 世界初、15°C「室温超伝導」達成 夢の新技術へ突破口
  5. OSIRIS-REx collected too much asteroid material and now some is floating away NASA探査機、小惑星のサンプル採取に成功も多過ぎて蓋が閉まらず
タグ
クレジット Photograph courtesy of Kubota
MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]日本版 編集部
MITテクノロジーレビュー(日本版)編集部
Innovators Under 35 Japan 2020

MITテクノロジーレビューが主催するグローバル・アワード「Innovators Under 35」が2020年、日本に上陸する。特定の分野や業界だけでなく、世界全体にとって重要かつ独創的なイノベーターを発信していく取り組みを紹介しよう。

記事一覧を見る
人気の記事ランキング
  1. There might be even more underground reservoirs of liquid water on Mars 火星の南極に新たな地下湖、生命体が見つかる可能性も
  2. The deadline for IU35 Japan entries is approaching Innovators Under 35 Japan、候補者の応募・推薦締切迫る
  3. Satellite mega-constellations risk ruining astronomy forever 増え続ける人工衛星群で天体観測が台無し、解決策はあるか?
  4. Room-temperature superconductivity has been achieved for the first time 世界初、15°C「室温超伝導」達成 夢の新技術へ突破口
  5. OSIRIS-REx collected too much asteroid material and now some is floating away NASA探査機、小惑星のサンプル採取に成功も多過ぎて蓋が閉まらず
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020AI Issue

技術動向から社会実装の先進事例、倫理・ガバナンスまで、
AI戦略の2020年代のあたらしい指針。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る