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Siri May Get Smarter by Learning from Its Mistakes

Siriの会話力、強化学習で大幅改善へ

強化学習版のSiriが開発されていることがわかった。アレクサに対抗するために、既存ユーザーとSiriとの会話は、強力なリソースになる。 by Will Knight2017.02.14

Siriやコルタナ、アレクサと会話しようとすれば、短い会話でもイライラしてきて、最後には頭がおかしくなって、机を殴りたくなってしまう。

音声アシスタントは単純な質問であれば上手に答えられるが、複雑な要求に応じたり、堂々巡りの議論になったりするとおぼつかなくなる。しかし、今後数年以内に、機械学習の新手法が適用されれば、人間と機械が対話するときの課題はずっと改善されるはずだ。

アップルのSiriチームで非常勤研究者を務めるケンブリッジ大学のスティーブ・ヤング教授は人工知能関連の重要なカンファレンスで登壇し、アップルでの仕事については述べなかったが、大学での研究について説明し、近年の進歩により、対話システムがどう改善され始めたかを講演した。

Siri等の初期の音声アシスタントは、機械学習で音声を認識していたが、会話に対しては内蔵プログラムのルールで応答していた。この実装は、言語の構文解析に機械学習の手法が適用されるにつれ、どんどん変化している(「人工知能と言語」参照)。

ヤング教授は、強化学習(ディープマインドが世界最高レベルの囲碁棋士を破ったプログラム「AlphaGo」の開発に使った技術)は、音声アシスタントの技術水準を大きく向上させるのに特に役立つだろう、という。AlphaGoは自身と何千回も囲碁で対戦して学習し、勝利するたびに正の強化によって囲碁の能力を上達させた。一方で、会話プログラムは応答をいろいろ変えることで、ユーザーから正(負)のフィードバックを得られる。

ヤング教授は講演後にMIT Tec …

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