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コネクティビティ Mark Zuckerberg Has Laid Out His Vision of a World United By Facebook

Facebookは人類全体の社会インフラを目指すと宣言

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが、Facebookは人類全体の社会インフラを目指すと宣言した。米国政治にまで影響を及ぼすようになり、さらに大きな影響力を得たソーシャル・メディアが、社会を改善する目標をあらためて掲げたのは立派だが、実行できるかどうかはわからない。 by Jamie Condliffe2017.02.20

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、ソーシャル・メディアの人工的な居心地のよさを壊したいのだ。

これが、ザッカーバーグCEOが16日に発表した6000語の文書A4換算で12~24ページ)を貫く全体的メッセージだ。この文書でザッカーバーグCEOは、自身のソーシャル・ネットワーク「Facebook」の未来に関する自身の構想を述べている。突き詰めていえば「Facebookは、すでに友だちや家族を結びつけている。そして今、ひとつの大きな、グローバルで幸せな家族を作り上げる目的で、オンライン、オフラインを問わず、コミュニティー間の結び付きを妨げる障壁を壊すことにした」ということだ。

ザッカーバーグCEOは、フェイスブックが各ユーザーに対し、パーソナライズされた反響室(=「エコーチャンバー」は、Facebookがたくさんの広告を見せるために、ユーザーが自分のニュースフィードを気になって仕方がないように調整した結果、本人の考えが不気味に増幅された空間になったことの例え)から抜け出せるようにして、ユーザー同士が意見を共有し、互いに助け合う市民的誇りで満たされる未来を描いている。「歴史とは、部族から都市へ、国家へと、以前より多くの人がどうすれば集まるかを学んできたこの物語です。各段階で、人類はコミュニティーやメディア、政府などの社会インフラを構築し、自分ひとりでは不可能なことを達成する能力を獲得してきたのです」

ザッカーバーグCEOは、今こそ、Facebookは「社会インフラを発展させ、人類全員に役立つ、グローバルなコミュニティーを作る力を人類にもたらす」時だという。さらに、人類社会の団結によって「テロリズムの終結や気候変動への対抗、パンデミックの予防」など、社会が直面している最大の問題を解決できるという。

ザッカーバーグCEOの野心に不足はない。しかし、この話には詳細が欠落している。

ザッカーバーグCEOは、Facebookでつながる世界というユートピア的構想を達成するには、自身のソーシャル・ネットワークを深く浸透させるための重なテーマがいくつかあると述べている。全体としてはよく練られた構想であり、たとえば、ユーザーには信頼できる、精査され、完成した状態の情報がもたらされるべきだ、と信じている。このテーマは、ねつ造ニュースと戦うフェイスブックの最近の活動によって、少なくともある程度は推進されている。

フェイスブックによる投稿の取り扱いについては、昨年、いくつかのつまずき(ミネソタ州でフィランド・キャスティルが警察に撃たれた事件の映像の公開を停止したのは有名)を経て、ザッカーバーグCEOは、問題のある投稿の排除に人工知能(AI)が使えるのではないかと示している。またザッカーバーグCEOは、デジタルツール(たとえばFacebookの安否確認機能は、ユーザーが災害時に自分が無事だと表明できる)が災害時の支援目的にも拡大できると述べている。

ザッカーバーグCEOは文書で他にもずっと多くを語っているが、そのほとんどは、曖昧な領域をさまよっている。ただし、ほとんどの部分は、ザッカーバーグCEOが昨年から宣言している話と同じだ。インターネットを再編し、地球上の全員がWebに接続できるようにする(ついでにFacebookのアカウントも持たせたいだろう)という、壮大な構想を語っているのだ。

しかし、MIT Technology Reviewのトム・サイモナイト記者が昨年末に記事にしたとおり、フェイスブックは今、岐路に立たされている。業績は従来以上に強力に伸びており、さらに多くのユーザーを獲得し、壮大な構想に満ちてはいる。しかし、フェイスブックは批判の高まりに直面し、苦闘しているのだ。ザッカーバーグCEOは問題を理解しており、批判者をなだめ、世界を改善していくために、自分のソーシャル・ネットワークをどう成長させるのか、何千語もの言葉で語れる。

問題は、ザッカーバーグCEOがそのとおり実行できるのか、ということだ。

(関連記事: “「巨大な未完成企業」フェイスブックは2017年が正念場,” “Facebookのユーザーをさらに40億人増やす3つの方法,” “フェイスブックのねつ造ニュース問題は、真偽判定のアウトソーシングで済むのか?”)

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クレジット Photograph by Money Sharma | Getty
ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe]米国版 ニュース・解説担当副編集長
MIT Technology Reviewのニュース・解説担当副編集長。ロンドンを拠点に、日刊ニュースレター「ザ・ダウンロード」を米国版編集部がある米国ボストンが朝を迎える前に用意するのが仕事です。前職はニューサイエンティスト誌とGizmodoでした。オックスフォード大学で学んだ工学博士です。
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