気候テック15:ソリュージェン、生物由来化学品の量産を目指す
化学物質の製造では大量の温室効果ガスを排出する。ソリュージェン(Solugen)の生物由来の原料と製造方法は、化学業界のクリーン化につながる可能性がある。 by Casey Crownhart2024.10.29
- この記事の3つのポイント
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- ソリュージェンは化石燃料を使わず化学物質を製造する
- トウモロコシ由来の糖を原料に酵素と触媒で化学物質に変換
- 大規模工場の建設で生産能力を拡大し排出量削減に貢献
ソリュージェン(Solugen)は、化学物質の製造方法を徹底的に見直したいと考えている。
現在、石油由来の物質、すなわち石油化学製品は、シャンプーからコンクリート、ペットボトルに至るまで、ありとあらゆるものの構成要素になっている。 ソリュージェンの化学工場では、化石燃料の代わりにトウモロコシから抽出した糖が原料になる。そして、生物由来の酵素と金属触媒により、その糖を最終製品へと変換する。同社によると、エネルギー効率が高く、無駄のない少ない化学物質の製造が可能になるという。
ソリュージェンは過酸化水素の製造から始まり、現在はグルコン酸やグルカル酸などの有機酸の製造にも事業を拡大している。これらの化学物質は、少し例を挙げるだけでも、廃水処理、作物の肥料吸収率の向上、セメント硬化制御など、さまざまな用途に使用できるものだ。
ヒューストンにあるソリュージェンの工場では、年間約1万トンの化学物質を生産できる。これは1日あたりタンクローリー数台分の出荷量に相当する。現在、施設の生産能力を倍増させるための作業が進められており、2025年初頭には完了する予定だ。同社はまた、トウモロコシ生産施設に隣接するミネソタ州に大規模な施設を建設中で、この施設は工場に原料を供給することになる。
基本データ
潜在的なインパクト
化学業界は現在、世界の温室効果ガス排出量の約5%を生み出している。その一部は高温で化学反応 …
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