KADOKAWA Technology Review
×
「GPUであと20年稼ぐ」エヌビディアCEO語る
ニュース Insider Online限定
Nvidia CEO: Software Is Eating the World, but AI Is Going to Eat Software

「GPUであと20年稼ぐ」エヌビディアCEO語る

機械学習、AIの勝者となりつつあるチップメーカー、エヌビディア。AIは自動車と医療を変え、エヌビディアは他社とは異なるアプローチで問題を解決していくとフアンCEOは語った。 by Tom Simonite2017.05.14

近年、テック企業と投資家は、人工知能(AI)に資金を注ぎ込んできた。その多くはチップ・メーカーのエヌビディアへと流れ込んでいる。エヌビディアが機械学習アルゴリズム用にカスタマイズしたハードウェアを作り始め、自律自動車のような使用事例が現れると、エヌビディアの収益は上昇した。カリフォルニア州サンノゼで、2017年5月10日から開かれたエヌビディアの年次開発者会議で、ジェン・スン・フアン最高経営責任者(CEO)は機械学習革命がどのように始まっているかをMITテクノロジーレビューに語った。

——エヌビディアはテック企業が機械学習への投資を爆発的に増加させたことで利益を得ました。機械学習の用途は現在のような急成長を続けられるでしょうか?

今は非常に初期の段階です。現在、世界中の企業や産業で使われているコンピューター・プログラムで、AIを使ったものはほとんどありません。AIはインターネット・サービス企業、特にそのうちの2〜3社では、かなり普及しています。ですが、多くのテック業界やその他の産業の企業が追い付こうとしています。ソフトウェアは世界を飲み込んでいきますが、AIはソフトウェアを飲み込むでしょう。

——次に機械学習で変わるのはどの産業でしょうか?

1つは自動車産業です。世界の自動車会社、トップ10がこの会議に参加しています。2番目は医療で、社会への影響は非常に大きなものになります。医療情報は複雑で構造化されていませんが、今ではコンピューターがそれを理解できるようになり、医師の診断と予測を補強しています。

——機械学習を診断に適用した最近の研究結果は目覚ましいものがあります(「人工知能眼科医は、機械学習で医学を一変させる」参照)。ですが規制当局が、こうした新しい種類のシステムをどのように試験し承認するかは定かではありません。

人の命について話すとき、いつも規制の問題があります。ですが、10倍、いや1000倍も優れた結果が得られる技術の影響は無視できません。合理的に考えられる …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. The balcony solar boom is coming to the US 安全性は大丈夫? 米国で「バルコニー発電」がブーム
  2. Three things in AI to watch, according to a Nobel-winning economist AIによる雇用破壊、ノーベル賞経済学者の答えはまだ「ノー」
  3. This startup’s new mechanistic interpretability tool lets you debug LLMs LLMをデバッグできる? 機械論的解釈可能性ツールが登場
  4. How Chinese short dramas became AI content machines 1日470本、制作費9割減 ——中国は生成AIで 世界のドラマ工場になる
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る