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The Truth about China’s Cash-for-Publication Policy

ネイチャー掲載で年収20倍、中国の報奨金制度の実態が判明

「ネイチャー」なら最高16万5000ドル、「米国科学アカデミー紀要」なら3513ドル——。論文掲載によって中国の科学者が得られる報奨金制度が調査によって明らかになった。金銭を動機とする研究について、欧米の科学者からは嫌悪と懸念の声が上がっている。 by Emerging Technology from the arXiv2017.09.15

何年も前から、中国の科学者は著名な学術雑誌に論文が掲載されるたびに報酬を受け取っている、との噂が流れている。この噂を聞いた欧米の科学者が眉をひそめたのは、この種の金銭の報酬を忌み嫌っているからだ。欧米の科学者は、科学を自分の利益に左右されない真理の探究として崇拝している。

しかし中国の科学者が発表する論文の数が急増し始めたため、こうした報奨金は、金銭を動機とする研究の信憑性や中国の科学全般の公正さについて、より深刻な疑念をもたらしている。

この議論の中心には興味深い疑問がある。中国の研究者は著名な学術雑誌に論文が掲載されると、いくら支払われるのだろうか?

この疑問への答えは、武漢大学のウェイ・クアン、南京理工大学のビクン・チェン、モントリオールのマギル大学のフェイ・シュウらの研究で明らかにされている。

3人は中国のトップ100校の大学が提供する報奨金を調査し、そのデータから興味深い傾向を見つけた。彼らによると、報奨金は論文1本ごとに支払われるありふれたもので、欧米の著名学術雑誌に掲載された科学者は論文1本あたり10万ドル以上稼ぐことも可能だという。さらに、こうした報奨金が中国での科学のプロセスを歪めているという懸念すべき兆候がすでに見られる。

中国には優に1000校を超える大学がある。しかし1990年代に、そのうち100校を世界レベルの大学にするためのプロジェクト「211工程」が始まった。「最終的に116大学が『211工程』で選ばれました。結果として、国家研究費の70%を占め、博士課程の学生の80%を擁するエリート大学グループが形成されました」と3人はいう。

1998年、中国は「211工程」で選んだ大学を、米国のアイビー・リーグに相当する大学にするため、別なプログラム「985工程」を開始した。現在「985工程」には39大学があり、さらに多くの資金提供を受けている。

結果として中国の大学は3つの階層に分けられた。最上位層には39大学、第2層には73大学、第3層には1000校以上の大学がある。

3人によると、最初の論文報奨金制度は1990年頃に南京大学の物理学科で始められた。当初、研究者の受け取り額は掲載論文1本あたり25ドルだったが、1990年代半ばまでに120ドルまで増えた。

この制度は大きな影響をもたらした。報奨金制度が始まったあと、南京大学はウェブ・オブ …

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