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本日の重要ニュースをご案内。

06.0
Cover Story

ヨウ素を添加した塩の普及によって、世界のヨウ素欠乏症は激減した。ヨウ素添加塩を途上国に広めたインド人研究者は今、鉄を塩に添加することで、世界から貧血を撲滅させようと奮闘している。険しい道のりを経て開発された鉄分強化塩は、公衆衛生問題を解決できるだろうか。

by Anna Louie Sussman
  1. 米国北西部で記録的な熱波、電力不足が深刻に

    米国北西部を襲った猛烈な熱波によって電力需要が急激に高まり、電力不足が懸念されている。気候変動が加速し、熱波、大雪、山火事などが起こる中で、電力供給を維持し人々の命を守るには電力システムの見直しが必要だ。

    by James Temple
  2. フェイスブックの独禁法違反を地裁が棄却、時価総額1兆ドル超え

    米連邦地方裁判所は、フェイスブックに対する2件の反トラスト法違反の訴えを棄却した。訴訟は完全に終わっていないが、判決を受けてフェイスブックの時価総額は初めて1兆ドルを超えた。

    by Eileen Guo
  3. 欧州でCO2直接回収プラント計画が始動、「100ドルの壁」破れるか

    欧州で最大規模となる二酸化炭素直接大気回収プラントの建設計画が英国で進行している。しかし、直接大気回収がビジネスとして成立するためには1トン当たり100ドルの壁を突破しなければならず、さらに多くのプラントを建設する必要がある。

    by James Temple
  4. 新型コロナ蔓延続くブラジル、危機に晒される新生児

    新型コロナウイルス感染症による死者が50万人を超えたブラジルでは、低体重で生まれた赤ちゃんが医療政策、酸素ボンベ不足、ウイルス感染など複数の危機に晒され、十分なケアを受けられずにいる。

    by Jill Langlois
  5. 企業の採用活動にますます利用されるAIは公正なのか?

    リンクトインをはじめとする大手の求人検索サイトの多くは、ユーザーと求人情報のマッチングにAIを利用している。しかし、そのアルゴリズムが常に公正に機能しているとは限らない。

    by Hilke Schellmann
  6. 地球はもう、宇宙人に見つかっているかもしれない=新研究

    コーネル大学の研究者らが、約1700の恒星が地球上の生命体を発見可能な位置にあり、そのうち7つは生命が居住可能かもしれない惑星を持っているとする研究結果を発表した。そこには、私たちが地球外生命体を探しているのと同様に、私たちを探している知的生命体が存在するかもしれない。

    by Tatyana Woodall
  7. ありふれた作業が難しい、NASA元宇宙飛行士のアドバイス

    将来、民間人が宇宙旅行をする機会は増えていくだろう。宇宙に行く前にどんな訓練をすべきか、NASAの元宇宙飛行士がアドバイスした。

    by Neel V. Patel
  8. パンデミックを機に集約進む
    米国保健医療データ

    米国では国民の保健医療データがさまざまな機関によって断片的に保有されており、新型コロナウイルス感染症について研究する際の障壁となっている。しかし、最近になり、数百万人の患者データをまとめる取り組みが成果を上げつつある。

    by Cat Ferguson
  9. 信用スコアに潜む「バイアス」以外の問題 大規模研究で判明した根深さ

    ローン貸し出し承認の可否判断に使われる予測ツールで、マイノリティに対して正確さが落ちるのは、バイアスだけが原因ではない。正確な信用履歴データが足りないからだ。ただ、その問題の解決は簡単ではない。

    by Will Douglas Heaven
  10. 金星で地殻活動が継続か=新研究

    マゼラン探査機による30年前の観測記録を新たに分析した研究者らは、金星で地球と異なるタイプの地殻活動が起こっている可能性があると発表した。2020年代に打ち上げ予定の3つの金星探査ミッションで、さらなる証拠が見つかるかもしれない。

    by Neel V. Patel